3分で簡単にわかる「聖歌」と「賛美歌」の違い!キリスト教カトリックとプロテスタントの違いなども語学系主婦ライターがわかりやすく解説
そこで宗教歌からキリスト教の宗派「カトリック」と「プロテスタント」の違いまで、留学中は教会や聖堂巡りが大好きだった語学系主婦ライター小島ヨウと一緒に解説していきます。
ライター/小島 ヨウ
ドイツ語学科卒、英語劇や市民劇団に所属した語学系おばさんライター。漢字や言葉の使い方に興味あり。わかりやすくをモットーに深ぼり解説する。
「聖歌」と「賛美歌」の違いとは
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「聖歌」は英語で「hymn」、実は「賛美歌」も同じ単語「hymn」なんですよ。日本語に訳された時に「聖歌」と「賛美歌」に使い分けられます。何がどう違って別の言葉で表されているのか、詳しくみていきましょう。
「聖歌」は典礼用
「聖歌」は東方教会・カトリック教会そして日本福音連盟が使っている言葉です。古代や中世から続いている宗教歌。広義なので「賛美歌」も「聖歌」に入るようです。歌詞があり、有名な聖歌「グレゴリオ聖歌」はラテン語で、伴奏がなくアカペラで歌われます。日本ではカトリック教の典礼(儀式や祭礼)で日本オリジナルの「典礼聖歌」も広く歌われるようです。
「賛美歌」は神をたたえ信仰を励ます
「賛美歌(讃美歌)」は西方教会・プロテスタント、日本基督教団が使っている言葉。「賛美」は褒めたたえること、神をたたえ信仰を励ます歌が「賛美歌」です。「賛美歌」を歌う合唱団は「聖歌隊」と呼ばれます。有名な賛美歌は「アメイジング・グレイス」や「きよしこの夜」など、男女一緒に歌えるポップな音楽です。
日本においてチャペルでの結婚式で歌われるのは「賛美歌」。宗教的というよりも華やかさを演出・彩りのために歌われます。
「ゴスペル」は「賛美歌」とは別のもの
「ゴスペル」はアメリカで生まれた黒人教会の音楽で、英語のスペルは「Gospel」。日本語に訳すと「福音音楽」、「福音」とはキリストの生涯と教えのことです。「ゴスペル」は歌っている全員で盛り上がり、全身全霊で壮大な音楽を表現します。
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