この記事では「during」と「while」の違いについてみていきます。どちらも「~の間」という日本語訳になり、期間を示す英単語として欠かせないものです。違いはずばり接続する品詞にあるようですが、文法の観点からみるとはっきりとした違いがあるみたいです。
今回はそんな英会話に欠かせない「during」と「while」の違いを、定義から確認しつつ、英会話講師まるっこと一緒に解説していきます。

ライター/まるっこ

幼児から高校生まで幅広い年齢層に英語を教えてきた英会話講師。海外の食べ物が大好きで、輸入雑貨店を見つければ必ずチェックする。世界の遺跡や史跡を訪れることが趣味。

「during」と「while」の違いとは?

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「during」と「while」はどちらも「~の間」ですが、文法の観点からみると大きな違いがあります。一言でその違いを説明すると、「during」は句、「while」は節に接続するということ。ここでは具体例を交えながら、どのような場合に「during」が来るのか、はたまた「while」が来るのかを見ていきましょう。

「during」と「while」はどちらも「~の間」

それではまず「during」と「while」の定義から確認していきましょう。

「during」の意味

「during」の意味はこのようになります。

during:
from the beginning to the end of a particular period (ある一定の最初から終わりまで) 

(出典:Cambridge Dictionary)

定義はとても分かりやすいですね。「during」に続く言葉としてよく登場するのがduring summer vacation (夏休みの間)during the exam (試験期間中)during spring season(春の間)などイベントや季節に関連した名詞です。

\次のページで「「while」の意味」を解説!/

「while」の意味

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「while」の意味はこのようになります。

while:…する間、…するうち、…と同時に、…する限り、…とは言え、…としても、ところが一方、しかるに、同時に

(出典:Webio英和辞典)

「while」は「~の間」以外にも意味を持っています。今回は「during」との違いを解説するので「~の間」という意味に話題を絞りますが、「一方で」という意味も重要ですよ。

「during」と「while」の使い方

それでは「during」と「while」の使い分けについて見ていきましょう。英語には「句」と「節」という概念があるのですが、これがキーポイントになります。ざっくり言うと「節」とは主語と動詞を含むかたまり、「句」は主語と動詞が無いかたまりといえますね。

\次のページで「「during」:「句」に接続」を解説!/

「during」:「句」に接続

「during」は「句」に接続する単語であるため、後ろに主語と動詞がありません。例文をいくつか見ていきましょう。

・I went to Paris during summer vacation.
    (私は夏休みの間にパリに行った。)
・She felt asleep during examination, I assume she was sleepy because of hard work.
 (彼女は試験のために一生懸命勉強したから、試験中に寝てしまったのだと思う)
・In Japan, you can see cherry blossoms during spring season.
 (日本では、春の間だけ桜を見ることができます。)

このように、「during」の後ろには主語も動詞もありません。名詞が来る場合が多くみられ、「during I went ~」のような使い方は間違いとなるので注意してくださいね。

「while」:基本的に主語と動詞を含む

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一方で、「while」を使用する時には主語と動詞を含むことが基本です。こちらも例文を確認していきましょう。

・I went to Paris while I had summer vacation.
    (私は夏休みの間にパリに行った。)
・She felt asleep while she answered for question of exam, I assume she was sleepy because of hard work. (彼女は試験のために一生懸命勉強したから、試験中に寝てしまったのだと思う)
・In Japan, you can see cherry blossoms while it’s spring.
(日本では、春の間だけ桜を見ることができます。)

このように、「while」は「during」の場合と同じように「~の間」と訳されることはありますが、必ず後ろに主語(何が)と動詞(どうした)が接続します。ここで「while examination」などは間違いになるので注意しましょう。ただ、例外もあります。「while」は動名詞(~ing)には接続することが可能です。こちらも使い方を確認しておきますね。

\次のページで「「during」は句、「while」は節に接続させる」を解説!/

While waiting for my sister, I walk around the station and found a nice café.
    (姉を待っている間に駅周辺を散策していて、いいカフェを見つけた。)
・You have to care about not to drink too much while swimming.
    (泳ぐときは水を大量に飲まないようにしましょう。)

「during」は句、「while」は節に接続させる

「during」と「while」は日本語では「~の間」という意味ですが、接続する部分が異なることを説明してきました。接続する部分を句(主語と動詞なし)にしたい場合は「during」を、節(主語と動詞あり)にしたい場合は「while」を選びましょう。

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雑学

3分で簡単にわかる!「during」と「while」の違いとは?定義や使い分けも英会話講師がわかりやすく解説!

この記事では「during」と「while」の違いについてみていきます。どちらも「~の間」という日本語訳になり、期間を示す英単語として欠かせないものです。違いはずばり接続する品詞にあるようですが、文法の観点からみるとはっきりとした違いがあるみたいです。
今回はそんな英会話に欠かせない「during」と「while」の違いを、定義から確認しつつ、英会話講師まるっこと一緒に解説していきます。

ライター/まるっこ

幼児から高校生まで幅広い年齢層に英語を教えてきた英会話講師。海外の食べ物が大好きで、輸入雑貨店を見つければ必ずチェックする。世界の遺跡や史跡を訪れることが趣味。

「during」と「while」の違いとは?

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「during」と「while」はどちらも「~の間」ですが、文法の観点からみると大きな違いがあります。一言でその違いを説明すると、「during」は句、「while」は節に接続するということ。ここでは具体例を交えながら、どのような場合に「during」が来るのか、はたまた「while」が来るのかを見ていきましょう。

「during」と「while」はどちらも「~の間」

それではまず「during」と「while」の定義から確認していきましょう。

「during」の意味

「during」の意味はこのようになります。

during:
from the beginning to the end of a particular period (ある一定の最初から終わりまで) 

(出典:Cambridge Dictionary)

定義はとても分かりやすいですね。「during」に続く言葉としてよく登場するのがduring summer vacation (夏休みの間)during the exam (試験期間中)during spring season(春の間)などイベントや季節に関連した名詞です。

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