3分で簡単にわかる!「急須」と「土瓶」の違いとは?使い方や歴史を学芸員ライターがわかりやすく解説
「急須」と「土瓶」に適したお茶は?
「急須」と「土瓶」は、淹れるのに適したお茶でも違います。それぞれ詳しくみていきましょう。
急須:玉露・煎茶・茎茶
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急須に適したお茶は玉露・煎茶・茎茶などです。湯温70~80℃の低温でじっくり淹れることで茶葉のうま味や甘みが出て美味しく淹れられます。そのため急須は比較的小ぶりのものが多く造られています。
土瓶:ほうじ茶・玄米茶
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Haragayato – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる
土瓶に適したお茶はほうじ茶・玄米茶です。土瓶はもともと直火にかけて使うもので、熱湯の中で煎じる中国茶・漢方薬などに適しています。そのためたっぷりの熱湯で一気に茶葉のうま味が出るタイプのお茶がぴったり。その特徴から、土瓶は大きめのサイズが多いです。
土瓶は料理でも使用できる
土瓶はお茶だけでなく料理にも使われています。土瓶と聞いて「土瓶蒸し」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?土瓶蒸しは土瓶の中にキノコや白魚・エビ・鶏肉・銀杏・三つ葉などを入れ、だし汁で蒸す料理です。すだちが添えられるのも特徴。こちらに適した土瓶は、具材が出し入れしやすい大きな口のものです。火にかけて調理するので、直火対応のものを選ぶ必要があります。
「急須」と「土瓶」の歴史は?
急須と土瓶の違いがわかったところで、次はそれぞれの歴史をみていきましょう。
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