
3分で簡単にわかる!「急須」と「土瓶」の違いとは?使い方や歴史を学芸員ライターがわかりやすく解説
ライター/kuroaka
博物館・美術館好きで学芸員の資格を持つWebライター。お茶も大好きで執筆中は必ず温かいお茶をお供にする。最近はお茶摘み体験が気になっている。
「急須」と「土瓶」のざっくりした違いは?

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「急須」と「土瓶」どちらもお茶を入れる道具です。しかし、その2つがどう違うかわからない方も多いのではないでしょうか?恐らく多くの人がお茶を入れる時は急須を使っているかと思います。最近ですと1杯分を簡単に淹れられるティーバッグも数多く売れているため、このような茶器を持っていない方もいるかもしれませんね。
この記事を読めば「急須」と「土瓶」がわかり、さらにはどちらも欲しくなるかもしれません。まずは2つのざっくりした違いをみていきましょう。
1.持ち手の造り
「急須」と「土瓶」の一番わかりやすい違いは持ち手の造りです。急須は胴体と持ち手が同じ素材でできており、持ち手が胴体の横についています。一方、土瓶は持ち手が胴体とは異なる素材(主に竹や籐とう)でできており、上についているのが特徴です。
2.素材
次にそれぞれの素材についてみていきましょう。急須は主に陶器や磁器でできており、中にはガラス製のものもあります。素材は特に問いません。
一方土瓶は名前の通り土でできたものなので、陶器や磁器に限られます。土瓶の使用法として直火にかけることがありますが、陶器製は直火OKなものがある一方、磁器製は基本火にかけられません。購入前に火にかけていいものかどうか、しっかり確認してください。
やかん・鉄瓶との違いは?
急須・土瓶と似たような道具で「やかん」と「鉄瓶」がありますよね。この違いは何でしょうか?
やかんは造りは土瓶と一緒で、取っ手が上についています。違いは金属でできていること。一方鉄瓶はお湯を沸かす道具で、名前の通り鉄製です。内側がホーロー加工されていない鉄瓶はお湯を沸かすことで内部の鉄が溶けだし、鉄分補給できる点が魅力。岩手県を代表する特産品として南部鉄瓶が有名です。
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