簡単でわかりやすい!ChoromiumとChromeの違いとは?違いから戦略までプログラマーがわかりやすく解説
なぜ分けている?ChromiumとChromeがある理由
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最後になぜグーグルはChromeとChromiumをわざわざ別々にしているのかを説明します。ただし、グーグル自体は公に理由を説明したことはありません。そのため、これから説明することも一般的にこういう理由からそうしているのではないかと言われているものです。公式見解ではないことに注意してください。
理由1.世界中の開発者の力を借り、社会貢献ができる
一番大きいのはオープンソースが優れた開発方法であるためです。グーグルは自社で多くの優秀な技術者を抱えています。ただ、世界の開発者の数はそれよりも多く、グーグル社内だけでは得られない知見を得ることもあります。
また大企業は社会貢献が求められています。オープンソースに協力することも社会貢献です。マイクロソフトはかつては自社製品を秘密にしてきましたが、今ではオープンソースに協力しています。グーグルも同様に多くのオープンソースで社会貢献しているのです。
理由2.ブラウザではなく広告で儲けたい
グーグルはChromeブラウザの他にも、グーグル検索やスマホのアンドロイドOSなど多くのものをつくっています。しかし、元々はウェブ広告の会社。多くの人がウェブを使い、そこで広告を見ることで、広告主から広告料をもらいます。
そのため、ウェブを快適に使うための環境を整えることはグーグルが儲けるために必要なことなのです。そのため、ブラウザを売って利用料で儲けようとは思っていません。便利なブラウザを使ってもらうことで、ウェブ広告を見てもらいたいわけです。
理由3.ブラウザでの表示方法が統一されていればよい
今でこそブラウザメーカーは協力してウェブを便利なものにしています。ただ、かつてブラウザ戦争と呼ばれるものが2回ありました。最初は1990年代、そして2回目は2010年前後の10年ほど。どちらもブラウザメーカーがシェア獲得のために激しく競い合いました。この時、お互いに自社製品が便利だと主張するために、それぞれが独自に機能追加したのです。そのため、ウェブ開発者や利用者は大混乱。
その反省から、今は話し合いで協力して進めています。ただ、またいつ第3次ブラウザ戦争が起きるかわかりません。その時、仲間が多い方がよいですよね。Chromiumというものを協力して開発し、それを元にしたブラウザが広がればグーグルだけで戦わずに済みます。これはアンドロイドOSの考え方と同じですね。仲間を増やしてライバルに対抗しているのです。
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