簡単でわかりやすい!「本醸造酒」と「純米酒」の違いとは?「吟醸酒」との関係や違いも雑学マニアが詳しく解説
ライター/田坂バーシル
子供の頃から本の虫で、些細な事柄も調べずにはいられない性質。小説、漫画はもちろん、歴史、芸術、宗教、宇宙、アンダーグラウンドまで興味は尽きないようだ。今日も文字の大海原に驚きとときめきを求める雑学マニア。
「本醸造酒」と「純米酒」はどう違うの?
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お酒はお好きですか?ビールやワインなどお酒には色々な種類がありますが、せっかく美味しいお米と水の国にいるからには絶対に外せないのが日本酒です。
一時期は「日本酒離れ」という言葉も聞かれましたが、最近はまた日本酒の人気が静かに盛り上がってきているそうですよ。ただ日本酒には数多くの銘柄があり、なかなか自分好みのお酒を見つけられない、という人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、日本酒への理解を深めるべく日本酒の種類ごとにわかりやすく解説していきます。
「純米酒」は米・米麹・水だけで造られているもの、「本醸造酒」はさらに醸造アルコールを加えて造られているものです。どちらにも良さがありますので、それぞれの特徴を知って美味しくお酒を楽しみましょう。
清酒とは?日本酒とは?
「清酒(せいしゅ)」とは海外産のものも含め、「米・米麹および水を主な原料として発酵させてこしたもの」を広く言います。その清酒のうち「日本酒」とは「原料の米に日本産米を用い、日本国内で醸造したもののみ」を指すのです。そして日本酒は原料や精米歩合などによって3種類8名称の「特定名称酒」と、それ以外の「普通酒」とに分けられます。
「特定名称酒」とは「本醸造酒」「純米酒」「吟醸酒」の3種類に分類された日本酒のこと。特定名称酒に含まれない「普通酒」は、比較的リーズナブルで日常のお酒として楽しまれることが多いお酒です。このように日本酒の種類は原料と製法で分類されているのですね。
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