皆はGoogle検索サイトを良く使うでしょう。しかしGoogle検索サイトにはいくつか種類があるのを知っているか?日本に関係あるのは主に「google.co.jp」と「google.com 」です。今回はそんな「google.co.jp」と「google.com」の違いやドメインの意味などについてプログラマーでもあるライターのとーまと一緒に解説していきます。

ライター/とーま

東京でインフラエンジニアとして働いている会社員。
Linux運用や構築の経験もある。YouTube/サウナ/NBAの試合を見ながらお酒を呑むのが生きがい。

ざっくりgoogle.co.jpとgoogle.comの違いは?

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google検索 は、常日頃から使っている人が多いでしょう。しかしGoogle検索サイトには「google.co.jp」と「google.com」があります。google.co.jpとgoogle.comの違いは、日本語版のGoogleか、英語版のGoogleかどうかの違いです。詳しく解説していきます。

google.co.jp:日本版のGoogle検索サイト

google.co.jpは日本版のGoogle検索サイトです。検索してみると日本語で書かれた、日本語圏のサイトがヒットします。google.co.jpのco.jpドメインは、日本の法人しか取得できないドメインです。1企業あたり1つしかco.jpドメインの取得はできません。

google.com:アメリカ版のGoogle検索サイト

google.comはアメリカ版のGoogle検索サイトです。検索してみると英語で書かれた、英語圏のサイトが上位にヒットします。.comは世界中の個人や法人を問わず、誰でも気軽に取得できるドメインです。個人ブログや多ジャンルのサイトで良く使われていますが、信頼性という面では、co.jpよりも劣ります。

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google.co.jpとgoogle.comでは言語の違いがあるが仕組みは同じ

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google.co.jpとgoogle.comでは、検索上位にヒットする言語の違いがあるだけで、両者ともGoogle検索サイトのドメインであることに変わりはありません。google.co.jpとgoogle.comの違いはドメイン名だけです。そのためここではもっと理解をふかめるため、DNSについてご紹介していきます。

DNSの概要

DNSとは、IPアドレスとドメイン名を返還するプロトコルです。IPアドレスは「10.1.1.1」のような数字の羅列で、ドメイン名とは「www.google.com」のような文字列のことをさします。IPアドレスだけ見ても、何を表しているのか理解できません。DNSは、IPアドレスにドメイン名という名前を付けて、人に理解しやすい形で通信を行います。

GoogleのWebサーバへのアクセスを例に

ざっとDNSの概要をお話ししましたが、ここではもっと具体的に、実際のGoogle検索機能の流れを例に説明します。GoogleのWebサーバにはいくつかのIPアドレスが存在しますが、その中の一つである「216.58.220.132」を例としましょう。

このアドレスがGoogleのWebサーバであると記憶し、一つも間違えずに使うことはほぼ不可能です。そこでDNSでは、IPアドレス「216.58.220.132」に、「www.google.com」というドメイン名を付けます。私たちから見ると、「www.google.com」という文字列はGoogleのWebサーバだと理解することが可能です。

ドメイン名の種類

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ではドメインにはどういった種類があるのでしょうか。ここではドメイン名について詳しく紹介していきます。

ドメイン名はホスト部とドメイン部で構成

ドメイン名は「www.google.com」といった「.」で区切られた文字列で、ホスト部である「www」とドメイン部である「google.com」といった構成です。ホスト部はWebサーバである「www」の他にも「ns1」「ns2」といったネームサーバであったり、メールサーバである「mail」を指定します。

ドメイン部は右から順に、トップレベルドメイン、第2レベルドメイン、第3レベルドメイン...といった構成です。

ドメイン部のトップレベルドメインは国や組織、分野に割り当てられている

トップレベルドメインは国や組織、企業などを表します。Google検索サイトを例に見てみましょう。
「www.google.com」のトップレベルドメインは「com」で、商用サイト・商用組織向けのドメインです。「google.co.jp」のトップレベルドメインは「jp」で、これは日本を意味するドメインとなります。

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トップレベルドメインの種類

「com」は地域ごとに割り当てられているccTLDの一つです。「com」の他には下記のような種類があります。

・「net」:ネットワークに関するサービス・組織向けのドメイン
・「org」:非営利組織向けのドメイン
・「app」:アプリケーションに関するサービス向けのドメイン

一方、「jp」は特定の領域・分野に割り当てられているgTLDの一つです。「com」の他には下記のような種類があります。

・「us」:アメリカを意味するドメイン
・「uk」:イギリスを意味するドメイン
・「fr」:フランスを意味するドメイン

google.co.jpとgoogle.com はドメインの種類が違う

google.co.jpとgoogle.com は言語の違い、そしてドメイン名の種類が異なります。しかし、どちらもGoogle検索機能です。日本語圏内で検索したい情報か、全世界から収集したい情報なのかで使い分けると良いでしょう。

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IT・プログラミング雑学

簡単でわかりやすい!「google.co.jp」と「google.com 」の違いとは?ドメイン名の種類もITエンジニアが詳しく解説

皆はGoogle検索サイトを良く使うでしょう。しかしGoogle検索サイトにはいくつか種類があるのを知っているか?日本に関係あるのは主に「google.co.jp」と「google.com 」です。今回はそんな「google.co.jp」と「google.com」の違いやドメインの意味などについてプログラマーでもあるライターのとーまと一緒に解説していきます。

ライター/とーま

東京でインフラエンジニアとして働いている会社員。
Linux運用や構築の経験もある。YouTube/サウナ/NBAの試合を見ながらお酒を呑むのが生きがい。

ざっくりgoogle.co.jpとgoogle.comの違いは?

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google検索 は、常日頃から使っている人が多いでしょう。しかしGoogle検索サイトには「google.co.jp」と「google.com」があります。google.co.jpとgoogle.comの違いは、日本語版のGoogleか、英語版のGoogleかどうかの違いです。詳しく解説していきます。

google.co.jp:日本版のGoogle検索サイト

google.co.jpは日本版のGoogle検索サイトです。検索してみると日本語で書かれた、日本語圏のサイトがヒットします。google.co.jpのco.jpドメインは、日本の法人しか取得できないドメインです。1企業あたり1つしかco.jpドメインの取得はできません。

google.com:アメリカ版のGoogle検索サイト

google.comはアメリカ版のGoogle検索サイトです。検索してみると英語で書かれた、英語圏のサイトが上位にヒットします。.comは世界中の個人や法人を問わず、誰でも気軽に取得できるドメインです。個人ブログや多ジャンルのサイトで良く使われていますが、信頼性という面では、co.jpよりも劣ります。

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