簡単でわかりやすい!包装と梱包の違いとは?漢字の読み方や意味、英語まで現役塾講師がわかりやすく解説
包装に使われるのは包装紙や袋など
「包装」は、贈る相手に対して見栄えよく見せるために包むことでしたね。ですから、カラフルだったり目をひく柄などで装飾されている、包装に使われるための紙を包装紙と言います。
また、包装紙ではなく、簡易包装として中に入れるだけの見た目のよい袋などが使われることもありますね。これらは、目的が商品の保護ではなく、あくまで装飾なので、紙や袋など耐久性や中身を守るといった面ではあまり期待できないものが使われているのです。
梱包に使われるのはプチプチや段ボールなど
「梱包」は物を運ぶときに中身が壊れたり、傷つくことを防ぐのが目的なので、段ボールのような頑丈な箱や、プチプチやエアーキャップなどと呼ばれる緩衝材(かんしょうざい)などが使われます。ちなみに「緩衝材」とは衝撃を緩める(ゆるめる)ための素材のことです。
包装を英語で言うとwrapping
英語で「包装」を検索するといくつかの言葉がヒットするかと思いますが、私たちが他人にプレゼントする際に使うような「包装」という意味では、「ギフトラッピング」や「クリスマスラッピング」など、カタカナ語としても使われている「wrapping」を使います。
梱包を英語で言うとpacking
一方、「梱包」を英語で表現するときには、運ぶために箱や袋に入れることを意味する「packing」が用いられたりします。「包装」の英訳としても「packing」が使われることもありますが、その場合、プレゼントのための綺麗な包装ではありません。運送や配達など用の簡素な茶色い紙に包まれている場合に使われます。
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