この記事では土鍋とセラミック鍋の違いについてみていきます。どちらも冬の鍋の季節に大活躍の調理道具ですね。
違いはずばり調理にかかる時間のようですが、それぞれに長く使うための注意点があるようです。
今回はそんな冬の鍋料理に欠かせないアイテムの違いを、それぞれの特徴を確認しつつ時短好き主婦ライターtotoと一緒に解説していきます。

ライター/toto

食べることが大好きな主婦。食べ盛りの子供達に簡単でボリュームある食事を作るために日々奮闘中だ。時短のための調理雑貨が大好きだが、実用性をもっとも重視する。今までの料理経験を活かして、違いをわかりやすく解説していく。

土鍋とセラミック鍋の大きな違いは何?

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土鍋とセラミック鍋はどちらも主に直火で調理する調理器具です。どのような違いがあるのかわからない方も多いのではないでしょうか。うまく使い分けて美味しい料理ができるように、一緒に違いを見ていきましょう!

土鍋:ゆっくり時間をかけて旨味を引き出す

土鍋は金属鍋と比べると熱伝導率(熱の伝わり)が悪いので、ゆっくりと温まります。食材をゆっくりと温めて調理し、またゆっくり冷めて、その温度を保って食材にしっかりと味をしみ渡らせる。おでんや炊飯にも最適です!

セラミック鍋:短時間でじっくり煮込んだ味を生み出す

セラミック鍋は熱伝導率(熱の伝わり)が良く、また耐熱性(高温に耐える性質)も400℃以上と高いので短時間で食材をパパッと調理することが可能です。煮込みハンバーグやカレーなどの洋風料理にも適しています!

土鍋のメリット・デメリットをチェック!

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古くから多くの人に使われ続けている土鍋。どのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。

\次のページで「メリット:蓄熱性や保温性に優れている」を解説!/

メリット:蓄熱性や保温性に優れている

土鍋のメリットは以下の2点です。

1.蓄熱性(温めた熱を蓄える性質)に優れており、ゆっくり調理するため、煮崩れや焦げ付きがしにくいです。
2.保温性(温度を一定に保つ性質)に優れており、余熱調理によりじわりじわりと食材に味がしっかりしみ込みます。

デメリット:急激な熱の変化に弱い

土鍋のデメリットは以下の2点です。

1.急激な熱の変化に弱いため、扱いによっては、割れたりヒビが入ることがあります。
2.匂いやカビが発生することがあるため、長時間の保存には向いていません

セラミック鍋のメリット・デメリットをチェック!

比較的新しい素材であるセラミック鍋。どのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。

メリット:安全性が高い

セラミック鍋のメリットは以下の2点です。

\次のページで「デメリット:急激な熱の変化に弱い」を解説!/

1.セラミックは安全性の高い素材で、歯の詰め物など口の中にも使われます。
2.耐食性(腐食しにくい性質)が強く、料理の長時間保存が可能です。

デメリット:急激な熱の変化に弱い

セラミック鍋のデメリットは以下の2点です。

1.一度焦げ付かせてしまうと、その後も焦げ付きやすくなります
2.急激な熱の変化に弱く、また強い力が加わると割れやすいです。

土鍋とセラミック鍋のお手入れ方法と注意点は?

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長くよい状態で使うために、大切なお手入れと注意しなければならない点があります。それぞれについてみていきましょう。

土鍋のお手入れ方法と注意点

土鍋の素材の土には無数の穴があります。水漏れや割れを防ぐためには、購入して初めて使う際や定期的に、目止めのお手入れを行うことが必要です。ちなみに目止めとは、お鍋に水とともにお米や小麦粉などのデンプン質を入れて炊き、土の穴を埋める処理

また急激な温度変化に弱いため、鍋に何も入れず空焚きしたり、調理後すぐに冷たい水につけると、割れる原因となります。臭いやカビを発生させないためにも、使用後は毎回しっかりと乾燥させましょう。天ぷらなどの揚げ物には使えません。

\次のページで「セラミック鍋のお手入れ方法と注意点」を解説!/

セラミック鍋のお手入れ方法と注意点

セラミック鍋の表面の穴を埋めるため、使い始めや毎回のお料理では、油を薄く引いて表面に膜をはり、油ならしをして調理を始めることが大切です。

耐熱性は高いですが、急激な温度変化には弱いため、空焚き・強火調理はさけましょう。一度焦げ付かせてしまうと、焦げグセがつくので注意が必要です。また、焦げ付きやすくなるので、表面を金属製のもので強くこすって傷つけないようにしましょう。

掛けられる時間によって鍋を使い分けて色々な料理を楽しもう!

煮炊き料理には欠かせないお鍋。様々な種類のものが販売されていますが、今回は土鍋とセラミック鍋について見てきました。土鍋とセラミック鍋の一番の違いは、調理時間です。じっくり味のしみたお料理を時間をかけて作りたい時は土鍋!時短料理で美味しいものが食べたい時はセラミック鍋ですね。

料理は毎日するものだけにストレスなく行いたいですよね。切れない包丁、焦げ付くフライパンや鍋…ではやる気がすっかりなくなってしまいます。お鍋を長く使うことのできるよい状態で保つためにも目止め油ならしのお手入れをお忘れなく!この少しの手間が大事なのです。

毎日のお料理時間が快適で楽しいものになりますように。

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雑学

3分で簡単にわかる土鍋とセラミック鍋の違い!特徴やメリット・デメリットを時短好き主婦ライターがわかりやすく解説

1.セラミックは安全性の高い素材で、歯の詰め物など口の中にも使われます。
2.耐食性(腐食しにくい性質)が強く、料理の長時間保存が可能です。

デメリット:急激な熱の変化に弱い

セラミック鍋のデメリットは以下の2点です。

1.一度焦げ付かせてしまうと、その後も焦げ付きやすくなります
2.急激な熱の変化に弱く、また強い力が加わると割れやすいです。

土鍋とセラミック鍋のお手入れ方法と注意点は?

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長くよい状態で使うために、大切なお手入れと注意しなければならない点があります。それぞれについてみていきましょう。

土鍋のお手入れ方法と注意点

土鍋の素材の土には無数の穴があります。水漏れや割れを防ぐためには、購入して初めて使う際や定期的に、目止めのお手入れを行うことが必要です。ちなみに目止めとは、お鍋に水とともにお米や小麦粉などのデンプン質を入れて炊き、土の穴を埋める処理

また急激な温度変化に弱いため、鍋に何も入れず空焚きしたり、調理後すぐに冷たい水につけると、割れる原因となります。臭いやカビを発生させないためにも、使用後は毎回しっかりと乾燥させましょう。天ぷらなどの揚げ物には使えません。

\次のページで「セラミック鍋のお手入れ方法と注意点」を解説!/

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