雑学

3分で簡単にわかる一級河川と二級河川の違い!どっちが多い?「河」と「川」の違いも語学系主婦ライターが詳しく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事では「一級河川」と「二級河川」の違いについてみていく。川の等級だが、一級と二級の差は何なのか。大きさや長さじゃない、実は分かりやすい違いがあるんだ。一級二級以外の川を何と呼ぶのか、そもそも「河」と「川」の違いは何なのか。
今回は身近だけれど意外と知らない河川のあれこれを、河川モニターの経験もある語学系主婦ライター小島ヨウと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/小島 ヨウ

ドイツ語学科卒、英語劇や市民劇団に所属した語学系おばさんライター。自宅が河口にあり、近所に海が広がっている。河川モニターとして日々川を見つめ続けた経験から、深ぼりして解説する。

「一級河川」と「二級河川」の違いとは?

image by iStockphoto

小さく細い生活用水路から橋が掛かる大きな川まで、私たちの家の近くにあって、生活に重要必須な「川」ですが。「一級河川」「二級河川」という表現は聞いたことあるようなないような、どういう区分けなのか不確かな方がほとんどではないでしょうか。簡単にわかりやすく説明していきますね。

「一級河川」は国が管理

「川」とは一般的に、自然に発した水が山から海にそそぐまでの細長い地形のこと。この水源(山)から河口(海)までに至る本流と集まる支流をまとめて「水系」といいます。数ある水系の中で、私たちの生活に特に重要で「河川法」で管理が必要とされ、国土交通大臣が指定した川が「一級河川」です。

「二級河川」は都道府県が管理

「二級河川」は「一級河川」以外の川で、重要性が高く「河川法」で管理が必要、都道府県知事が指定した川です。国土交通省のHPによると「一級水系」は109で「一級河川」は13994ありますが、「二級河川」は7090。二級の方が少ないのは意外ですね。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

「河川法」とは川を管理することを目的とした法律で1965年に施行された。災害の発生を防ぎ、河川が適正に利用され、流れる水が正常に機能するよう定められている。川を管理する義務を負う人を「河川管理者」という。

三級・四級はない!一級・二級以外の川は何という?

image by iStockphoto

では一級二級以外の川は何というのでしょうか。大きさや長さではなく重要度と管理者で区分されている「河川」に、三級四級といった等級はありません。国・都道府県ときたら次の単位は市町村ですね。どう呼ぶのか確認しましょう。

\次のページで「「準用河川」は市町村長が管理」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: