雑学

3分で簡単にわかる!証券外務員一種と二種の違い!どっちを受験するべき?試験内容や難易度についても主婦ライターが解説

よぉ、桜木建二だ。この記事では証券外務員一種と二種の違いについてみていくぞ。証券外務員とは、証券会社や銀行などで金融商品の販売・勧誘を行う際に必要な資格のことで、「一種」と「二種」の2種類があるんだ。違いはずばり「取り扱うことができる商品」のようだが、試験内容や難易度にも違いがあるみたいだ。今回は証券外務員試験の一種と二種の違いについて、特徴や試験内容の違いも確認しつつ、元銀行員の主婦ライターえぬともと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/えぬとも

元銀行員の主婦ライター。証券外務員試験一種の資格を持っており、個人営業として投資信託や保険など金融商品の販売・勧誘を行っていた経験がある。今回はその経験を生かして、2つの違いについてわかりやすく解説していく。

そもそも証券外務員とは?

image by iStockphoto

証券外務員とはそもそもどのような資格なのでしょう。金融関係の方以外はあまりなじみのない資格かもしれません。

証券外務員は、証券会社や銀行などで金融商品を販売・勧誘するときに必ず必要な資格です。金融商品とは、預金、投資信託、公社債や保険などのこと。これらを取り扱う職務を行う場合は、外務員資格試験に合格し、「日本証券業協会」の外務員登録を受ける必要があります。これは投資者の保護を目的とした制度で、外務員登録を受けていない人は金融商品の営業などを行うことはできません。

証券外務員一種と二種の違いについて

証券外務員一種と二種の違いは、ざっくりというと「取り扱うことのできる商品」一種は金融商品取引に関するすべての金融商品を取り扱うことが可能ですが、二種は取り扱うことができる商品が限られています。そのため、一種の方が試験の難易度が高く、出題範囲も広いです。一種の資格を持っていれば、二種合格と同様の資格を得たことになるので二種を受験する必要はありません。

1.取り扱える商品の違い

一種と二種の大きな違いとして取り扱うことができる商品が違います。二種外務員が扱うことができるのは現物取引のみ。現物とは、株式や債券、投資信託等のことです。一方、一種外務員は信用取引やデリバティブ取引なども含めた金融商品全般を取り扱うことができます。

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信用取引とデリバティブ取引について簡単に説明しておこう。どちらも自己資金以上の金額の商品を売買することができる取引のことで、リターンも期待できるがその分大きな損失リスクもともなう取引なんだ。そのため、これらの商品を扱うときは高度な知識と経験が必要になるぞ。

2.試験内容の違い

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一種も二種も「法令・諸規則」「商品業務」「関連科目」の3つの分野から選択方式で出題されます。二種は基礎的な知識を中心に問われるのに対して、一種はより実務的で専門的な知識を求められる問題が多い傾向です。また、問題数や試験時間も異なっており、二種が70問/2時間、一種が100問/2時間40分となっています。

\次のページで「3.試験の難易度の違い」を解説!/

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