3分で簡単にわかるフィレとサーロインの違い!高級なのはどっち?料理好きライターが詳しく解説
フィレ:柔らかく脂肪が少ない
フィレは脂肪の少ない赤身肉で、きめ細やかで柔らかいのが特徴です。さっぱりしていますが肉の味は濃く、風味がよいのでステーキに向いています。脂が苦手な人でも美味しく食べられますね。しかし焼きすぎると硬くなってパサついてしまうので、注意が必要です。レアやミディアムで食べるのが良いでしょう。
また牛肉の中でも最も高級で希少ともいわれる「シャトーブリアン」はフィレの中心部から取れます。シャトーブリアンはフィレよりさらに柔らかく脂肪が少ないため、値段も高級です。牛一頭からおよそ600グラムしか取れません。
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サーロイン:霜降りで香りや風味が良い
サーロインは脂肪が適度についていて、香りや風味が良い霜降り肉です。ジューシーで甘味が感じられ、柔らかくてキメが細かくなっています。ステーキにするのが一般的で、なぜなら形がよく塊を切り身にすると大きさが揃うためです。薄切りにして、しゃぶしゃぶやすき焼きに使われることもあります。
フィレ:フランス語
フィレはお店によって書き方に違いがあります。「フィレ」「ヒレ」「ヘレ」などと呼ばれますが、お肉の種類や味に違いはありません。なぜ違いがあるかというと、地域によって呼び方が違うからです。方言と同じですね。
「フィレ」はフランス語で、ヒレとヘレの語源とされています。「フィレ肉」以外にも、「網目の」という意味もあるようです。また「ヒレ」は東日本で多く使われており、全国でみたときに一番一般的といえるでしょう。「ヘレ」は西日本を中心に呼ばれていて、特に大阪ではよく使われている表現です。
明治時代の日本人は「フィレ」と言うのが難しく、発音がしやすいように関東では「ヒレ」、関西では「ヘレ」と言うようになったと考えられています。
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