雑学

簡単でわかりやすい!人と人間の違いとは?生物学の観点から理系ライターが詳しく解説

この記事では人と人間の違いについてみていきます。「人間」は「人」に「間」がついた言葉。どちらも同じものを指している印象があるよな。じつは、この2つの言葉は生物学での定義が違う。今回はそんな似ている2つの言葉の違いを、大学で生物学を専攻したライター2scと一緒に解説していきます。

ライター/2sc

生物学をこよなく愛するライター。大学の研究室で「生態学」を学び、卒論を制作した。「生物の華麗なる生き様」をお届けすることがモットー。

人と人間の大まかな定義

image by iStockphoto

はじめに「人」と「人間」の大まかな違いについて確認しましょう。この2つの言葉は、指し示すものの範囲が異なります。よってそれぞれに特徴的な用途が存在するのです。

生物学的な意味をもつ「人」

「人」は必ずしも私たちのことを指す言葉ではありません。生物学上ホモ・サピエンスに近い、化石人類を含めて「人」という表現が用いられます。たとえばアウストラロピテクスなどの猿人は、同じくヒト科チンパンジーによく似た頭蓋骨をもつ動物。ですが猿人は私たちより近い生き物であるため、「人に似た猿」ではなく広義の「人」として扱われるのです。

社会性を重んじる「人間」

先ほどの「人」のあとに関係性を示す「間」を加えると「人間」になります。この「人間」は私たちの高度な社会性に重きを置いた言葉です。図鑑の分類上の「人」とは違い宗教や哲学など人文学の観点が含まれています。

そのため「人間」が示す範囲は、しばしば各人の思想によって変化するのです。この記事では人と人間の比較を行うため、生物学と歴史学の観点を採用人間だけがもつとされる社会性について掘り下げていきます。

\次のページで「人にはない人間の具体的な特徴」を解説!/

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