簡単でわかりやすい!「NAS」と「SAN」の違い!「DAS」との違いや特徴・メリットもITエンジニアが詳しく解説
SAN:ストレージとサーバ間をFCで接続した形態
一方SAN(Storage Area Network) とは、ストレージとサーバ間をFC(ファイバチャネル)で接続したストレージ専用のネットワークのことです。ファイバチャネルとは、サーバなどのコンピュータと周辺機器を接続し、高速伝送を可能にする方式のことを言います。他のネットワーク環境とは独立したストレージ専用のネットワークを構築するのが特徴です。
SANでは、NASのようにファイルシステムを介することなくストレージ機能を利用できるので、処理速度が速くなります。
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DASとの違いは?
DASとは、1台のサーバなどにストレージを直接接続する形態です。またはサーバに直接接続するストレージそのものを指します。NASやSANとは違い、サーバに直接接続するという単純な物理作業ですので、接続に専門の知識が必要なく増設も容易です。
しかし複数のサーバでストレージを共有することができません。そのため、例えば、余っているストレージの領域を別のサーバで利用することはできないのです。
1.簡単にファイル共有可能
NASがあれば、ネットワークを経由してパソコンやスマートフォン、タブレットのデータも簡単に共有することができます。例えば、スマートフォンで撮影した写真をパソコンで加工したり、パソコンで作成した資料をタブレットで表示することなどが可能です。
このように異なる機器同士でファイル共有できるのが最大の特徴となります。また、高機能なNASを導入すれば豊富な機能もあり、新しく別のサーバを購入することはありません。
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2.コストを抑えられる
購入したNASをネットワークに接続するだけで使えるので導入が容易で、コストも低価格で済みます。ファイル共有に特化したOSが搭載されているため、コストを抑えつつも、非常に安定性がよく、メンテナンスにも手がかかりません。
また、ディスク容量が枯渇した場合も、ディスクを増設するだけで一つの共有ディレクトリに割り当てることができます。しかし、既存のLANに依存するので、高速化が難しいというのがデメリットです。
1.既存のネットワークに影響がない
SANは、既存のネットワーク環境とは別に、ストレージ専用のネットワークを構築するので、既存のネットワークには影響を与えません。そのため導入コストが高く、高度な専門知識が必要になりますが、その分安全性が高い通信が可能です。しかし新しくインフラ環境を構築するので、導入する労力は大きくなります。
2.パフォーマンスが高い
専用ネットワークを利用するため、帯域幅の利用率がよくなり、高速かつ大容量のデータ転送が実現可能です。また構成上、頻繁にデータの読み書きを要求するようなデータベースや、大容量データの取り扱いに適しています。
そのため、企業ネットワークでは、一般的にSANによりネットワークストレージのシステムを構成することが多いです。このように安全で信頼性のある通信を実現しているのがSANのメリットとなります。
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