3分で簡単にわかる!「能率」と「効率」の違い!「生産性」との違いも主婦ライターが詳しくわかりやすく解説
ライター/えぬとも
文学好きな主婦ライター。大学時代は日本文学を専攻しつつ、日本語学や日本美術史など幅広く学ぶ。今回は、その知識を生かして、2つの言葉の違いをわかりやすく解説していく。
「能率」と「効率」の違いとは?
「能率」と「効率」、どちらも日常的によく使う言葉ですが2つの違いをご存知でしょうか。2つとも仕事のはかどり具合を表す言葉で、意味も使われる場面もよく似ていて使い分けが難しいですよね。ざっくりというと、2つの違いは「比較する対象」。「能率」は一定時間にできる仕事の割合、「効率」は労力に対する成果の割合を表します。それでは、詳しく見ていきましょう。
1.一定時間内にできる仕事の割合。仕事のはかどり方。
2.物理学で、モーメントのこと。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「のうりつ【能率】」
「能率」とは、ある定められた時間内でできる仕事の割合のこと。例えば、A社が1時間で製品を100個作り、B社が同じく1時間で製品を200個作ることができる場合、B社の方が能率がよいということです。この場合、かかったコストや労力などは考えず、絶対的な仕事量のみを比較します。
「能率」の使い方
「能率」はそのまま使うことも多いですが、「能率的」という形容動詞として使うこともよくあります。次に、用例をいくつかみていきましょう。
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