
簡単でわかりやすい!モンキーとエイプの違いとは?2つのサルの見分け方や生態を詳しく解説
モンキーとエイプの具体的な見分け方

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モンキーとエイプの間には、外見上3つの違いが存在。この違いに注目するとエイプがより人に近いサルであるということがわかります。
違い1.尻尾
エイプとモンキーの最大の違いは尻尾の有無。エイプこと類人猿は、私たち人間と同じく尻尾が退化しているのです。一方「孫悟空」のモデルとなったアカゲザルなど、モンキーでは尻尾が目立ちます。
違い2.腕
エイプはモンキー以上に、樹上での生活に向いた体つきをもっています。その最たる違いが腕の長さ。エイプの腕は足よりも長く、樹の枝から枝へぶら下がりながら移動する「腕渡り」を得意とします。
違い3.歩き方
モンキーとエイプは地上での歩き方にも違いが存在。モンキーが手の指を開いた状態で地面に着けるのに対し、エイプでは握り拳を地面に着けます。これがゴリラでよく知られている「ナックルウォーク」です。ゴリラに限らず、チンパンジーやその仲間のボノボもこの歩き方を行います。
人間そっくり!サルの生き様

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モンキーとエイプは、人間の親戚ともいえる動物。彼らのふるまいは私たちのルーツを考えさせる興味深いものばかりです。以下その生態について、紹介していきます。
文化をもつニホンザル
ニホンザルの集団ではしばしば、新しい文化が生まれます。その文化の中心は、私たちと同じく若い個体。若い個体が始めた行動が、その周囲へと広まっていくのです。
世界的に知られている文化の例は、幸島のニホンザルの間で受け継がれているイモ洗い行動。彼らはサツマイモを海水で洗うことで、砂を落とすと同時にイモに塩味をつけています。この行動は昭和28年から続くニホンザルの伝統文化です。
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