雑学

3分で簡単にわかる!信仰と宗教の違いとは?日本人の宗教観は特殊?元添乗員が分かりやすく解説

「信じる者は救われる」という言葉を聞いて、君は何を想像するでしょうか?いろいろな答えがありますが、「神」や「宗教」「信仰」といった言葉が浮かぶ人が多いようです。では、「信仰」と「宗教」の違いは何でしょうか?今回は雑学好きの元添乗員、如月(きさらぎ)と一緒に解説していきます。

ライター/如月(きさらぎ)

「見たい」「知りたい」「聞きたい」の好奇心を胸に、世界中を飛び回ってきた元添乗員ライター。今までの経験や学びを、わかりやすく伝えることに使命感を燃やしている。

信仰と宗教の違いとは?

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「信仰」と「宗教」はどちらも「信じる」がキーワードです。では、この2つの違いについて説明します。

「信仰」の意味と使い方

信仰とは、「信じて仰ぐ」と書き、”何らかの親和の気持ちが根源にある”ものです。また、辞書を調べてみると以下のように書かれています。

 

神・仏など、ある神聖なものを(またはあるものを絶対視して)信じたっとぶこと。そのかたく信じる心。

(出典:Oxford Language)

1.神仏などを信じてあがめること。また、ある宗教を信じて、その教えを自分のよりどころとすること。2.特定の対象を絶対のものと信じて疑わないこと。

(出典:デジタル大辞泉)

神仏のように、自分にとって究極的な価値や意味をもっている対象と全人格的な関係をもち、その対象に無条件に依存し献身する心的態度をいう。

(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

つまり、信仰とはあるものに確信と信頼を寄せ、信じることそのものの行為をさします。お祈りをする、という行為は信仰です。神社や教会で、熱心に祈りをささげる人なら「信仰の厚い人」、有名な進学校や大学に行くことに絶対の価値を見出す人は「学歴信仰」といえます。

「宗教」の意味と使い方

宗教とは、もとは仏教の用語です。「宗」とは仏教の教えの中の究極の理で、これを「教える」こと。英語では「religion」で、ラテン語で「relegere(再読する)」「religare(つなぐ)」に由来します。

心のよりどころとして、人々に生きる意味、幸せとは何か?を教える役割をするもの。つまり「神や仏など人間の力を超えた、聖なる存在を中心とした観念を普及させる活動」のための思想体系、組織が宗教です。特定の地域や歴史背景などから生まれ、生活習慣と深い関係を持ちます。「宗教団体」「宗教上の理由」「宗教画」などの使い方です。

「信仰」は名詞ですが、動詞として「信仰する」という使い方もできます。「宗教」は名詞だけで動詞にはなりません。「宗教の信仰は仏教」は「信仰する宗教は仏教」と言い換えができます。

日本人の特殊な信仰、宗教観とは?

日本では法律によって「信仰の自由」が認められており、誰でも宗教を選ぶことができます。しかし、これは世界では珍しいこと。世界には、信仰する宗教を国が定めたり(国教)、法規制のある国が多いのです。

フランスは、キリスト教徒が多いですが、反社会的な宗教団体「カルト」の禁止、監視をする法律があります。「カルト」に関する法規制は日本でも参考にしたいところです。

世界にはどのような宗教がある?

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ドイツの宗教学者グスターフ・メンシング(1901‐1978年)は、宗教を大きく分けて世界宗教、民族宗教、自然宗教(アニミズム)の3つに分類しました。

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