
3分で簡単にわかる!動画コーデック「H.264」と「H.265」の違いとは?各コーデックの特徴や注意点をガジェット好きシステムエンジニアがわかりやすく解説

ライター/よーいずみ
某大手IT企業に10年以上勤務している現役システムエンジニア。知識と経験に裏付けられた、わかりやすいIT関連の情報をお届け。趣味はバンド活動とガジェットいじり。
動画コーデックとは

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動画作成を語る上で欠かせないのがコーデックです。コーデックは動画の画質やファイルサイズだけでなく、再生環境にも関わる重要な要素なので、しっかり解説していきましょう。
動画の書き出し時や再生時に使われるソフトウェアのこと
動画ファイルがどうやって作られ、どうやって再生されているかご存知でしょうか。コーデックとは動画ファイルは書き出しや再生時に使われるソフトウェアや機器のことを指します。
動画を書き出す、つまりエンコードする際にコーデックを活用することで、サイズの圧縮や画質を決めてパッケージング。そして動画を再生、つまりデコードする際には、エンコード時に使用したコーデックと同じものを使用して再生できる形式に復元し、動画が再生されます。
コーデックの種類で画質とサイズが決まる
動画コーデックは現在主流の「H.264(MPEG-4 AVC)」を筆頭に、「H.265(MPEG-H HEVC)」や「Xvid」「DivX」など他にも多くの種類があります。そのためコーデックごとに圧縮率や画質が違い、動画を再生する環境(再生ソフトやプラットフォーム)に応じて適切に使い分けることが必要です。
たとえばいくら画質が良くても世の中に浸透していないコーデックでは再生できる環境が極めて少なくなってしまうでしょう。
「H.264」と「H.265」の違い

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動画コーデックとしていま主流なのが「H.264(MPEG-4 AVC)」です。そしてその後継として登場した「H.265(MPEG-H HEVC)」について、それぞれ特徴や違いを解説します。
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