
3分で簡単にわかる!「ハイレゾ音源」と「CD音源」の違いとは?デジタル音源の仕組みや注意点をガジェット好きシステムエンジニアがわかりやすく解説

ライター/よーいずみ
某大手IT企業に10年以上勤務している現役システムエンジニア。知識と経験に裏付けられた、わかりやすいIT関連の情報をお届け。趣味はバンド活動とガジェットいじり。
デジタル音源の仕組み

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CDやストリーミングサービスなどに代表されるデジタル音源とは、そもそもどういう仕組みで作られているのでしょうか。生音がデジタルになる方法や、音質に関わるビットレートについて解説します。
生音を細分化することでデジタル音源となる
音の正体が波(音波)であることはきっとご存知でしょう。生音とはつまり音波そのもので、滑らかな連続する波によって作り出されています。ではその生音がデジタル化されたとき、どのような形になるでしょうか。
正解は、生音の原型である波が階段状に細分化され、その情報を圧縮することでデジタル音源が生成されます。このデジタル音源は再生する際にまた波形に戻すことで、人間の耳で聴くことが可能です。
ビットレートで音質に差が生まれる
デジタル音源の音質にはビットレートが大きく関与します。ビットレートとは、デジタル音源が細分化される際の細かさのことです。単位はbps(ビット/秒)で、1秒間に何ビットの情報が詰め込まれているかを表します。この情報量が多いほど、つまり高ビットレートであるほど高音質なデジタル音源と言えるのです。
ただし高ビットレートになればなるほど情報量が多くなるため、データサイズも比例して大きくなります。レコーディングの現場などデータサイズを気にしない場合は問題ないですが、日常で音楽を聴く場面ではデータサイズにも注意するべきです。
「CD音源」と「ハイレゾ音源」の違い

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これまで音楽業界の主流だったCDですが、ストリーミングサービスの登場により売上は低下。さらにストリーミングでのハイレゾ音源の登場により、CDは音質の観点でも苦境に立たされています。「CD音源」と「ハイレゾ音源」にはどんな違いがあるのでしょうか。
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