3分でわかる「思い出」と「想い出」の違い!意味や使い方・「記憶」との違いもビジネス文書熟練者がわかりやすく解説
1.過去に自分が出会った事柄を思い出すこと。また、その事柄。
2.あることを思い出すよすがになるもの。
出典:デジタル大辞林
「思い出」の使い方
“思”の漢字は、子どもの脳の象形である“田”と、心臓の象形である“心”の漢字が合わさり成り立っています。つまり“思”とは、頭と心で考える・思うことを意味する漢字です。「思い出」も自身の頭と心で考え・思うことが関係することから、以下のように用いられます。
1.子どもの頃の思い出にひたる
2.仕事の失敗は苦い思い出だ
3.旅の思い出に写真を撮る
「想い出」の意味
「想い出」を辞書で調べると、「思い出」で調べた結果がそのまま表示されます。つまり、「想い出」の意味は「思い出」とまったく同じです。しかし、あえて常用外漢字を使うことには理由があるため、その理由と使い方についてくわしく見ていきましょう。
「想い出」の使い方
“想”の漢字は“相”と“心”という2つの漢字で成り立っています。
“相”は木の象形である“木”と目の象形である“目”から成り立ち、相対するものを見るという意味を持つ漢字です。心臓の象形である“心”は心を意味しています。この“相”と“心”が合わさることで、“想”は相対するものを心で見る・思うという意味を持つのです。
そのため、「想い出」は「思い出」よりも相対する物事や人に感情が強く反映する場合に用いられることが多く、一般的には、以下のように用いられます。
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