
3分でわかる「定量」と「定性」の違い!意味や具体例・メリット・デメリットもビジネス文書熟練者がわかりやすく解説
「定量」のデメリット
「定量」のデメリットは数値化できなければ使えないことです。すべての物事が数値化できるわけではありません。そのため、客観的に状態を表す「定量」も万能ではないのです。また、数値化して判断のぶれをなくすため、目標設定などでは柔軟に捉えられなくなるのもデメリットと言えます。
「定性」のメリット・デメリット
つづいて「定性」のメリット・デメリットについて、くわしく見ていきましょう。
「定性」のメリット
「定性」のメリットは柔軟に表現できることです。数値で表せないことも言葉で表せます。そのため、目標設定や評価に「定性」的に設定した目標を定めれば、目指す状態が言語で明確化できるでしょう。目指す状態が明確になれば、そこに至るプロセスも明確化しやすいですね。
「定性」のデメリット
「定性」のデメリットは判断にぶれが生じるやすいことです。数値ではなく言語で主観的に表現されるため、その解釈にぶれが生じることがあります。
目標設定に用いた場合、その「定性」的目標の捉え方にぶれが生じれば、目指す状態が異なることもあるでしょう。評価も擦り合わないことがあります。そうならないよう、事前にしっかりとコミュニケーションを取り、解釈のぶれが生じないように注意しなければならないのもデメリットです。
数値化できるもの・できないものと理解しよう
「定量」と「定性」の違いについてくわしく見てきました。2つとも具体的な状態を表す点でよく似ていますが、まったく意味の異なる言葉だとわかります。また、それぞれにメリット・デメリットがあり、その特性を理解して使い分けることが大切であることもわかりました。同じように使われる言葉でも意味がまったく違う…このように意味を調べてみると、言葉の楽しさ・奥深さを感じずにはいられませんね。