ライター/yuko
工事会社勤務9年目現役OLライター。無類の梨好き。梨は農家の直売所で購入することにこだわりをもつ。旬の時期になると幸水、豊水、二十世紀梨と季節を追って食べ比べることに至福を感じる。
幸水と豊水の違いは収穫時期
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幸水と豊水は梨の品種で、両者の違いは収穫時期にあります。農作物では収穫時期に合わせて、早生(わせ)、中生(なかせ)、晩手(おくて)と品種が分けられるそうで梨の場合は幸水が早生品種、豊水は中生品種にあたるんだそう。くわしく解説していきましょう。
幸水:早生品種
幸水は早生品種。収穫時期は8月上旬~9月上旬になります。早いものだと7月下旬に収穫されることもあるんだそう。平均的な大きさは300gほど。酸味が少なく甘さが強いのが特徴です。幸水は豊水、新水とともに三水と呼ばれる梨の一種で、菊水と早生幸蔵という品種を交雑し1959年に登録されました。
豊水:中生品種
豊水は中生品種。収穫時期は8月下旬~9月下旬になります。遅いものだと10月上旬に収穫されることもあるんだそう。平均的な大きさは350gほど、大きいものだと500g近くになることもあるんだそう。酸味と甘味のバランスがとれた味が特徴です。
豊水も三水の一種で、幸水とイ-33(石井早生×二十世紀)という品種を交雑させた品種だといわれており1972年に登録されました。
二十世紀梨や新高梨との違いは?
梨の品種はさまざまありますが、ここではよく耳にする二十世紀梨と新高(にいたか)梨について比較していきましょう。二十世紀梨は鳥取県を代表する品種で1904年に「二十世紀を代表する梨になってほしい」という意味を込めて命名されました。大きさは300gほど。8月中旬~10月初旬までが収穫時期とされています。
新高梨は晩成品種で9月下旬~10月中旬が収穫時期。新潟の品種と高知の品種を掛け合わせたため「新高」と命名されたといわれていますが、近年の調査で新潟の品種と神奈川の品種が交雑された品種だったことが判明。しかし新高梨としてブランドが確立されていたため名前を変えることは免れたのだそう。新高梨の特徴はその大きさで800g~1.5kgになることもあるんだそう。
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