
3分で簡単に分かる!「生徒」と「学生」の違いとは?「児童」との使い分けも院卒日本語教師が分かりやすく解説
「でも、スマホのプランで”学生”割引とか言うし、違いはないんじゃないの?」と思ったそこの君、違いはあるぞ。
今回は「生徒」と「学生」の違いを、さらに似た用語の「児童」まで含めて院卒日本語教師の”むかいひろき”と一緒に解説していきます。

ライター/むかいひろき
ロシアの大学に再就職した、日本で大学院修士課程修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」の違いについて分かりやすく解説していく。
まずは「生徒」と「学生」の意味を辞書で見てみよう!

image by iStockphoto
「生徒」と「学生」、どちらもよく耳にする言葉ですよね。特に子供のころ~大学生時代にかけては毎日のように耳にしていたのではないでしょうか。ただ、その区別についてしっかりと説明するのはちょっと難しいですよね。まずは辞書にはそれぞれの意味がどのように記載されているか、確認してみましょう。
「生徒」:学校・塾などで教えを受ける人
最初に「生徒」の辞書での記述を確認していきます。基本的にどの国語系の辞書・辞典も同じような記載がされていて、大きな違いはありません。『明鏡国語辞典』には次のような記載があります。
学校・塾などで教えを受ける人。特に、中学校・中等教育学校・高等学校で教育を受ける人。
「ー会」
小学校の「児童」、大学の「学生」に対して使う。
出典:明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「せい-と【生徒】」
辞書によると「生徒」は「中学校・中等教育学校・高等学校で教育を受ける人」とあります。ここでいう「中等教育学校」とは、一般的に「中高一貫校」と呼ばれる中学校と高校が1つに合体した学校のことですね。つまり、辞書によれば中学生、高校生、中高一貫校生は「生徒」ということになります。また、塾で学ぶ人も「生徒」だと言及がある点は注目点です。
そして、「学生」や「児童」との区別も記されていますね。
こちらの記事もおすすめ

中学と高校の違いとは?勉強内容や指導教員も現役大学院生がわかりやすく解説
\次のページで「「学生」:学校で教育を受けている人」を解説!/