レバーの栄養は鉄分だけじゃない!効能や注意点も管理栄養士が簡単にわかりやすく解説
その3.疲労回復や免疫機能改善にも効果あり
美容に効果のあるビタミンAやB群ですが、疲労回復にも効果があります。しっかり寝たのになんだかだるい…という症状は、栄養不足かもしれません。レバーを食べることで、エネルギーを作り出し疲れを取り、抗酸化作用によって免疫力を高める効果もあります。弱っている時にこそレバーを食べてほしいです。
レバーを食べるときの注意点
健康や美容に最適なレバーですが、注意点もあります。
1.どれくらい食べるのがベスト?
レバーは栄養豊富な食品ですが、その分食べすぎにも注意が必要です。レバーに豊富なビタミンB₁やB₂は多く摂取しても問題ありませんが、そのほかの栄養は食べすぎると不調が生じる可能性があります。レバーの中でも栄養が豊富な豚レバーだと1日に20g程度の摂取が望ましいです。焼き鳥の鶏レバーだと、ひと串の半分ほどが適量となります。1週間に1回ほど食べることがおすすめです。
しかし、レバーの20gはかなり少量ですので、野菜と一緒に炒めてボリュームアップしたり少量のおかずとして利用したりするのが良いでしょう。もし食べすぎてしまった場合は、何日かレバーをお休みして調整してください。
2.食べるときはしっかり加熱しよう
豚肉や鶏肉はもちろん、牛レバーもしっかり加熱して食べることが大切です。腸管出血性大腸菌による食中毒は、細菌がごく少量でも激しい腹痛や下痢などの症状が現れます。いくら肉が新鮮でも食中毒の危険があるので、中心まで火を通して食べましょう。
レバーには健康や美容に欠かせない栄養が豊富!
レバーに豊富な栄養や効能などが分かりました。レバーとは肝臓のことで、様々な栄養が蓄えられている臓器だからこそ、栄養がたっぷり含まれているのです。美容や健康に欠かせない鉄分やビタミンA、B群が豊富で様々な効能が得られます。しかし、食べすぎにも注意が必要ですので食べる頻度や量には注意して、日々の食生活に取り入れてほしいです。