
簡単でわかりやすい!寄付と寄附の違いとは?使う場面や団体、似た言葉との使い分けも文学部卒ライターが詳しく解説

ライター/海辺のつばくろ
歳末たすけあい運動を見かけると、本当に援助が必要な人に回ってほしいと願う文学部卒ライター。
寄付と寄附は同じ意味

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「寄付」と「寄附」の意味は同じです。読み方も同様で「きふ」。「寄」という漢字はあずける、あつめる、おくるといったことを表します。「付」「附」については、あたえる、わたすといった意味。つまり、両方とも公共事業やNPO法人などの支援団体、宗教関係などの団体宛に金品を集めて渡す、もしくは贈るときに使われる言葉です。
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寄付:日常一般で使う
「寄付」という語は、新聞やテレビの字幕などの書き言葉で日常的に使われます。寄付を募る、寄付金などのように用いてかまいません。被災された方や困っている方などを支援する団体、寺社などを対象に、お金を贈る際に使うことが多いかもしれません。しかし、食料や毛布、肌着、書籍、文房具などの品物を贈る時にも使えます。
寄附:公用文や公共団体に関連して使う
では、「寄附」はどのような時に使うかというと、公用文や法令文、公共団体に関する文章などの書き言葉で用いられます。例えば、国税局のサイトや確定申告のパンフレットでは「寄附金控除」。総務省のサイトの説明書きには「ふるさと納税など個人住民税の寄附金税制」といったように表記されています。
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