
3分で簡単にわかる中濃ソースととんかつソースの違い!ウスターソースとの違いも料理好きライターが詳しく解説


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/篠崎まお
料理が趣味の文学部卒ライター。出身の関西ではウスターソースばかり使っていたが、関東に来てからは中濃ソースにハマる。そんな経験を元にソースの違いを詳しく解説していく。
中濃ソースととんかつソースの違いとは?

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地域によっても好みが分かれるソース。普段なにげなく揚げ物や料理に使っていますよね。ソースには「ウスターソース」「中濃ソース」「とんかつソース」などたくさんの種類がありますが、それぞれの違いを知らない人は多いのではないでしょうか。
上記の3種類のソース、違いはズバリ粘度です。ここからはソースの味や粘度の違いを解説していきます。
中濃ソース:甘さと辛さのバランスが良い
中濃ソースはウスターソースととんかつソースの中間くらいの粘度があり、いろいろな料理に合う万能なソースです。野菜や果物の旨味に加え、甘さと辛さの両方を持ち合わせています。東日本で使われることが多く、西日本ではメジャーではありません。地域によって使うソースに差が出るのは面白いですよね。
とんかつソース:粘度が高く甘味が強い
一方とんかつソースは濃厚ソースとも言われ、最も粘度の高いソースです。果実を多く使用しているため甘味が強く、酸味とスパイシーさが抑えられた、小さな子どもでも食べやすい味わいとなっています。
ウスターソースとの違いは?
ウスターソースは野菜や果実の繊維が少ないため粘度が低く、サラサラしているのが特徴です。酸味が強くスパイシーな味わいなので、炒め物の味付けや焼きそばによく合います。西日本でよく使われていて、串カツにつけて食べるのが代表的な使い方です。ソースがサラサラしているので、料理にかけるよりつける方が向いているのかもしれませんね。

地域によって使用するソースが違うのは、食文化の違いが見えてきて面白いよな。関西・関東以外にも、北陸では関西と同じウスターソース、東北では関東と同じ中濃ソースが好んで使われているようだ。一口にソースといっても、味や粘度などこんなにも違いがあると、買うときに迷ってしまうな。
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