
3分で簡単にわかる!「shall」と「will」の違いとは?「提案」と「お願い」?英会話講師がわかりやすく解説!

ライター/まるっこ
幼児から高校生まで幅広い年齢層に英語を教えてきた英会話講師。海外の食べ物が大好きで、輸入雑貨店を見つければ必ずチェックする。世界の遺跡や史跡を訪れることが趣味。
「shall」と「will」の違いとは?

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「shall」と「will」の一番の違いは、動作主です。動作主とはどういうことでしょうか?
「shall」を使用する場面の多くは「私が~しましょうか?」と自分が動作主になります。自分自身が相手に対して何らかの動作を申し出ているので、「shall」は「提案」の助動詞だと言えますね。これに対して「will」を使用する場面では「あなたが~してくれませんか?」と動作主は相手になります。相手に何らかの行動をお願いしているので、「will」は「依頼」の助動詞です。
これからより具体的に2つの違いを見ていきますが、この動作主の違いを覚えておくとグッと理解が深まりますよ。
「shall」のイメージは提案
まず覚えておきたいのが「shall」の意味は提案・勧誘です。これは「shall」の類義語(同じ意味または似た意味の言葉)として「Let’s~」が使用されていることからもわかりますね。
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1.「~しましょうか?」と申し出るとき
「Shall I ~?」は「私が~しましょうか?」という意味で、「提案」を表すフレーズです。例えば、あなたが観光地で写真を撮ろうとする外国人を見かけた時は、「Shall I take a picture of you?(あなたの写真を撮りましょうか?)」と言うことができます。
基本的に自分が相手に何かをしてあげる気持ちを表現する単語であるため、「Shall you~?」と使うことはほとんどありません。他の例文も見てみましょう。
・Shall I keep eye on your seat?
(席が取られないように見ておきましょうか?)
・Shall I pick up you in front of your house?
(家の前まで車で迎えに行きましょうか?)
2.「~を一緒にしませんか」と勧誘する時
「Shall we~?(一緒に~しませんか?)」は最も多い「shall」の使い方です。「勧誘」を意味しており、同じ意味の言葉として「Let’s~」や「How about~?」などが挙げられます。
例えば欧米では式典やパーティーでダンスを踊る文化がありますが、そのときにダンスの相手を誘う言葉が「Shall we dance? (一緒におどりませんか?)」というもの。映画やドラマでよく登場するので、チェックしてみてくださいね。他にも次のような使い方があります。
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