
3分で簡単にわかる!「正規輸入品」と「並行輸入品」の違いとは?仕入ルートやメリット・デメリットを学芸員ライターがわかりやすく解説
ライター/kuroaka
博物館・美術館好きで学芸員の資格を持つWebライター。好奇心旺盛で、雑学好き。たくさん仕入れた雑学をわかりやすく伝えられるよう日々鍛錬している。
「正規輸入品」と「並行輸入品」違いは国内への仕入ルート

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時計やバッグなどの海外ブランド品で「正規輸入品」と「並行輸入品」がありますが、その違いはわかりますか?なんとなく理解しているけれど、詳しいことはわからない…そんな方も多いかと思います。その違いはずばり「日本への仕入ルート」。どういうことなのか、それぞれのルートをみてみましょう。
正規輸入品:正規代理店が仕入れたもの
まず、正規輸入品の仕入ルートは以下の通り。正規輸入品の場合は「ブランドによって決められた正規代理店」によって日本へ輸入されるのが特徴です。
海外ブランド→日本の正規代理店→日本の小売店などで販売
並行輸入品:第三者が仕入れたもの
次に、並行輸入品の仕入ルートは以下の通りです。
海外ブランド→第三者が購入→日本の小売店で販売
第三者とは、個人や並行輸入を行う企業などがあります。「正規輸入品」が決められたルートのみなのに対し、「並行輸入品」は個人や企業など海外ブランドとは直接関係のない第三者が入っていることが特徴です。
「並行輸入品」が違法だと思われている方もいますが、それは誤り。関税が発生する合法的な輸入によって日本国内に仕入れられるため、並行輸入品は合法だと判断されています。
「正規輸入品」と「並行輸入品」のメリット・デメリット

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正規輸入品と並行輸入品の仕入ルートの違いが分かったところで、他に違いはあるのでしょうか?それぞれのメリット・デメリットを見比べるとわかってきます。
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