
簡単でわかりやすい!かつおだしの種類はどう違う?だしの取り方から使い方まで管理栄養士がくわしく解説
1.一番出汁活用おすすめレシピ

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一番出汁は、すまし汁やお吸い物、茶碗蒸しなど、だしの香りや素材の味を引き立たせる料理におすすめです。味噌や醤油で濃い味付けにする料理は、せっかくの一番出汁の上品な香りを消してしまうため薄めの味の調理をしましょう。醤油は使用するにしても少量にとどめて、色が薄くて味の濃い薄口しょうゆや塩で味付けをすると香りやだしの色が生きた料理になります。
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2.二番出汁活用おすすめレシピ
二番出汁は、味噌汁や煮込み料理、おでんなど、しっかりした味付けでだしの強いうまみを生かした料理におすすめです。火の通りづらい肉や野菜を煮込んでも、もともとだしの香りが弱いため香りが飛んでしまうことを気にしないで使用できます。また、煮込むことでうま味が凝縮されると、より二番出汁の特徴が感じられるようになるでしょう。
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3.だしを使って洋食を作ろう
かつおだしは、意外にもコンソメや鶏ガラなどの洋風出汁にも相性が良いです。一番簡単なのは、パスタでかつおだしを使用すること。和風パスタはもちろん、クリームパスタなど洋風の味付けにも相性がいいです。洋風出汁と違いかつおだしは深みのあるうま味が特徴ですので、今ひとつ味がぼんやりしているな、というときに少量足すと味が決まります。
同じようにポトフやスープなどに使用するのも味に深みが出ておすすめです。味が少し薄いかも、と感じたときに足す調味料の1つにかつおだしも加えてみてください。
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4.かつおだしを取った「出し殻」も活用したい!
かつおだしのだしがらも活用してほしいです。かつおだしを取った後のだしがらをそのまま捨てていませんか?だしがらにも栄養が残っています。
だしがらで作れるもので、ふりかけや佃煮が代表的です。フライパンで醤油やごまと一緒に炒って水分を飛ばせばふりかけに、砂糖や醤油で味付けして佃煮がそれぞれ作れます。また、和え物に使用しておかか和えにする方法も簡単でおすすめです。圧削りのかつお節なら少し刻んで使用すれば食べやすいでしょう。だしを取った後の出し殻を活用することは、食材を無駄なく使えて環境にも優しいのでぜひ取り組んでほしいです。
かつおだしは冷凍保存がおすすめ!
かつおだしは冷凍保存すると1ヶ月程度保存できます。製氷皿に入れてコロコロの状態にしておくと使う分だけ解凍しやすいのでおすすめです。しかし、時間がたてば香りや味が落ちていくので、早めに使用すると良いでしょう。また、かつおだしを冷蔵保存する場合は2日程度で使い切りましょう。
かつおだしを活用して料理をおいしく食べよう
かつおだしの種類や選び方、使い方などが分かりました。一番出汁と二番出汁の違いやおすすめの使い方も分かったので、それぞれ活用してみてほしいです。また、用途に合わせてだしの種類を変えて使用することで、料理のおいしさや作りやすさが変わります。普段はだしパックで、特別な日はかつお節からだしを取る、などライフスタイルに合わせた使い方もできますよ。うまみたっぷりのだしを日々使用して、食事を楽しんで食べてほしいです。