
3分で簡単に分かる「寝る」と「眠る」の違い!意味や使い分け・英語表記も雑学好きライターがわかりやすく解説


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/よっこい
飲食業、映像職、エンジニアを経てwebライターへ。さまざまな職を経験した観点から、雑学の知識を分かりやすく解説していく。
「寝る」と「眠る」はどう違う?

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「寝る」と「眠る」の違いについてご存知でしょうか?正しい意味や使い分け方を知らずに使っていませんか?この2つには明確な違いがあるようです。この違いが分かると表現の幅が広がるでしょう。では早速、「寝る」と「眠る」の違いについて解説していきます。
寝る:身体を横たえること
「寝る」は身体を横たえることを意味しています。睡眠とはあまり関係なく、横たえる行動そのものを「寝る」という言葉で表すことができるのです。睡眠につくための前段階やただ寝転がったり寝そべったりする行動のことといえます。「寝る」は睡眠状態にあるかどうかは関係ないことが分かりますね。
ここまでの説明を踏まえると、「立ったまま寝る」「座って寝る」といった表現は間違いであるということです。「寝る」はあくまで身体が横になっている状態を重要視しています。
眠る:睡眠状態になること
「眠る」は睡眠状態になることを意味しています。「寝る」のように体勢は関係なく、目を閉じて意識がなく活動をしていない状態を「眠る」という言葉で表すことができるのです。また「眠る」には活動をしていないことから派生して、亡くなっていることや人や物の能力を発揮できていないことを表すこともできます。
ここまでの説明を踏まえると、「立ったまま眠る」「座って眠る」といった表現は正しいことが分かりますね。「眠る」は意識がなくなっている状態を表しているのです。

「寝る」と「眠る」の違いは、行動に着目するか状態に着目するかどうかの違いということが分かったな。睡眠前のベッドや布団に横になる「寝る」を経て、睡眠状態の「眠る」になるんだ。それぞれの反対語は、「寝る」は「立つ」や「起きる」、「眠る」は「覚める」などがあるぞ。合わせて覚えておくと意味の違いが分かりやすくなるだろう。
「寝る」と「眠る」の使い分け方

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「寝る」と「眠る」の違いが分かってきましたね。それでは具体的にどのような場面で使い、どのように使い分けるのか気になりますよね?具体例と共に、さらに「寝る」と「眠る」の違いについて理解を深めましょう。
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