
3分で簡単にわかる「基礎」と「基本」の違い!意味や使い方・英語表現も元塾講師ライターがわかりやすく解説

では、具体的になにが違うのか。今回は2つの言葉のニュアンスの違いや、どういう場面で使うのかを、日本語の表現に詳しい元塾講師ライターのザツガクマナブと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ザツガクマナブ
日本語の表現に詳しい元塾講師WEBライター。趣味は古本屋巡り。得意ジャンルは文学、歴史、英語。
「基礎」と「基本」の意味の違い

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基礎も基本もどちらも2文字の漢字で構成されています。共通しているのはどちらも「基」という漢字から始まっていることです。基という字は、「物事の一番下にあって支えているもの」「物事の根本」といった意味を表します。つまり基礎も基本も支えとなるものであるということが言えるでしょう。

基という字は「もと」「もとい」と読むぞ。使われている漢字ひとつひとつの意味を正しく理解することが重要だ。
「基礎」のイメージは「土台」
基礎の「礎」という漢字は「建物をその上に立てる土台の石」という意味を表します。基も礎もどちらも同じく一番下で支える土台という意味です。基礎とは土台であり一番下にあるものというイメージを持ちましょう。

基礎とはもともとは建築に関する言葉だ。上へと積み重ねることができるのが基礎だ。
「基本」のイメージは「軸」
基本の「本」という漢字は「物事のはじまり」や「物事の大もと」という意味を表します。つまり基本とは物事の中心となる軸であり、欠かすことのできない重要な部分のことを指しているのです。基礎が下にある土台ならば、基本は中心となる大事な軸というイメージを持つとわかりやすいでしょう。
「基礎」の使い方と例文
基礎は積み重ねていくための土台です。知識や技術の習熟度に関することを述べる場面で主に使われます。
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