言葉雑学

3分で簡単にわかる発売元と販売元の違い!製造元や製造販売元との違いも雑学好きライターがわかりやすく解説

製造元:商品を製造している会社

「製造元」とは名前の通り、商品を製造している会社のこと。製造拠点を持ち、原料を仕入れて商品を完成させている会社です。なお化粧品や医薬品などは人体に影響を及ぼす恐れがあるため、製造許可または製造販売許可を必要とします。

発売元、販売元、製造元の関係性

「発売元」、「販売元」、「製造元」は商品の製造から流通まで、一貫した流れを持っています。まず「発売元」が「製造元」に自社商標での商品の製造を依頼。その後「製造元」から「販売元」へ商品が渡り、「販売元」から全国の小売店へ卸されます。最終的に私たちは小売店から購入することができるのです。

基本的にこの3社はバラバラの場合がありますが、「製造元」と「発売元」が一緒だったり、「製造元」と「販売元」が一緒だったりもします。大手企業であれば1社ですべてのステップをまかっていることも。

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「製造元」は「発売元」の依頼を受けて「販売元」向けに商品を製造しているんだな。会社の規模によっては「発売元」、「販売元」、「製造元」の立場をそれぞれ分担したりまとめていたりするようだ。

製造販売元という言葉もある

image by iStockphoto

「販売元」と「製造元」が理解できたところで、あわせて覚えたい言葉があります。それは「製造販売元」という言葉です。この言葉は化粧品や医薬品において必ずといって出てくるものですので、一緒に解説していきます。

製造販売元:製造販売業の許可が必要な商品に関する会社

「製造販売元」は商品の「製造」と「販売」を一手に引き受ける会社です。「発売元」が商標を所有している会社について、一律で製造から流通までを手がけるのが一般的。

特に化粧品や医薬品は製造販売業の法的資格・許可が必要なため、「製造販売元」となっています。「作って終わり」ではなく、小売店に届けるまでの品質について全責任を負わせているのです。大手化粧品会社や大手製薬会社であれば、ほとんどが「発売元」かつ「製造販売元」と言えます。

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「製造元」と「販売元」をあわせた「製造販売元」という言葉もあるようだ。人体に影響する製品など、品質の管理が厳格なものについては「製造販売元」が製造し販売していることが多いんだな。

\次のページで「発売元は権利を所有している会社、販売元は小売店向けに販売する会社」を解説!/

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