言葉雑学

3分で簡単にわかる発売元と販売元の違い!製造元や製造販売元との違いも雑学好きライターがわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。商品のパッケージの裏側などによく書かれている「発売元」と「販売元」。
この2つの違いがはっきり説明できる人は少ないんじゃないか。
今回は「発売元」と「販売元」の違いについて、雑学好きライターのおおつけと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/おおつけ

現役システムエンジニア兼ライター。前職は貿易商社の営業マン。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。

発売元と販売元の違い

image by iStockphoto

私たちが購入する商品のパッケージには、いろいろな情報が記載されていますよね。そして主に裏面によく記載されているのが「発売元」と「販売元」。いったい両者の違いは何なのでしょうか。ここではまず「発売元」と「販売元」の違いについて解説していきます。

発売元:権利を所有している会社

「発売元」とは商標などライセンス商品に関して、その版権など権利を所有している会社のことです。例えばお菓子メーカーについて、テレビコマーシャルなどで商品を宣伝しているメーカーは「発売元」に該当します。このとき、「発売元」以外が製造していても、「発売元」以外が販売していても問題ありません。

販売元:小売店向けに販売する会社

「販売元」とは商品を小売店向けに販売する会社のことです。小売店とは消費者、つまり私たち一般購入者が買えるお店のこと。つまり「販売元」から私たちは直接買えないということになります。

「販売元」は卸売業者もされるので、こちらについては聞き覚えがる人もいるのではないでしょうか。お菓子メーカーであれば、自社で商標を所有する商品を「販売元」から売りだしてもらうということですね。

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「発売元」は商品の権利を所有している会社のことで、表立って自社商品だと宣言できるのはここだけなんだな。これに対して「販売元」は小売店に対して商品を販売する、いわゆる卸売業者なようだ。

製造元との違い

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「発売元」と「販売元」の違いについてはおわかりいただけたと思います。しかしこの2つの言葉と同じくらい耳にする言葉として「製造元」がありますよね。ここでは「発売元」と「販売元」に対して、「製造元」がどのような会社なのかを解説していきます。

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