簡単でわかりやすい!わけぎとネギの違いとは?あさつきとの違いや使い方も雑学マニアが詳しく解説
わけぎってどんなもの?
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わけぎは漢字では「分葱」と書きます。通年出荷されていますが、路地物の旬は3〜4月。似た名前に「分けねぎ(細く若い葉ねぎの総称)」というものがあって、関東では市場や店頭などで区別されていないこともありますが、厳密に言うと違う種類のものです。
わけぎの特徴
わけぎはネギとタマネギの雑種、または独立種として分類される野菜です。ギリシャ原産の多年草で、主に関西より西で栽培されています。根本の部分が球根状に膨らんでいるのが特徴で、分球して増えるので種はできません。
あさつきとはどう違うの?
「あさつき(糸ねぎ)」は、ネギ属のアサツキという種で、エゾネギの変種です。食用ネギの中でもっとも細く、わけぎが直径7〜10mmなのに比べてあさつきは直径2〜3mmほど。葉の青がやや薄いのが特徴で、主に薬味として使われていますね。
こちらもわけぎ同様、「分けねぎ」と混同されていることが多いのですが、これは関東より北でわけぎやあさつきが入手しづらかった頃、分けねぎが代用品としてよく用いられていたためだと言われています。
ネギの使い方
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根深ねぎは全体がしっかりと巻いていて弾力があり、緑と白のコントラストがはっきりしているものがよいとされています。葉ねぎはまっすぐに伸びていて、色鮮やかなものを選ぶとよいでしょう。
ネギの保存方法
冷蔵保存する場合は、洗って水気をよく拭き取り使いやすい大きさに切り分け、ラップで包んでから保存袋に入れて野菜室で保存します。根深ねぎはカットしてから太めの瓶などの細長い容器に立てて入れ、底に水を張っておくと10日間ほど瑞々しい状態を保てますよ。この場合は3日に1度水を変えてくださいね。冷凍保存する場合は、適当な大きさに切り分け生のままで冷凍できます。
葉ねぎは小口切りにしてから冷凍すると、そのまま薬味としてパラパラと振りかけられるので便利ですよ。
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