
簡単でわかりやすい!豆腐と豆乳の違いとは?豆乳の種類やおからについても大豆製品大好きライターが詳しく解説


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ao
もともと大豆製品を好んで食べているが、医者にたんぱく質不足を指摘され、毎日せっせと摂取しているライター。最近は凍らせた木綿豆腐の活用に夢中。
豆腐と豆乳の違いとは

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豆腐も豆乳も大豆から作られており、私たち日本人にとっては馴染みの深い食品のひとつですよね。豊富な栄養が含まれることで知られており、健康食品としても注目されていますが、2つの違いは固まっているかどうかという点以外にもあるのでしょうか。くわしくみていきましょう。
違いその1:製造方法
豆乳の作り方からみていきましょう。よく洗って水に漬けて2~3倍ほどの大きさに膨らんだ大豆をミキサーで粉砕して「生呉(なまご)」にします。出来上がった生呉を鍋に入れて火にかけて「煮呉(にご)」にしたら、布を敷いた容器で濾して液体と固形物に分けて完成。
この液体が豆乳で、固形物がおからです。一方の豆腐は、煮呉を濾してできた豆乳を70~80度まで温めて、凝固剤を入れて固めて作られます。
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違いその2:栄養価
豆腐は豆乳が凝縮されているため栄養価で比較すると、ほとんどの栄養素は豆腐の方が多く含まれているのですが、葉酸に関しては豆乳の方が多く含まれています。葉酸とはビタミンB群の水溶性ビタミンで、赤血球を作るほか、細胞の生産や再生を助ける人体に必要な栄養素です。また胎児の正常な発育に重要とされており、妊娠前や妊娠中の女性に必要とされています。
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原材料は2つとも大豆と水で、凝固剤が使用されているかどうかだけの違いなのに、製造方法によって、栄養価まで変わってくるとは驚いたな。総合的に見れば豆腐に軍配が上がるが、摂取のしやすさを考えると、豆乳の方がそのまま飲めるので手軽だぞ。
豆乳にも種類がある

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スーパーで豆乳が置かれている売り場に行くと、「調整豆乳」や「無調整豆乳」と書かれていることに気づくと思います。これは日本農林規格(JAS)の定義による分類です。またジュースのようにさまざまなフレーバーの豆乳もありますよね。これらの違いについて解説していきます。
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無調整豆乳:大豆と水だけ
無調整豆乳とは、原料に大豆以外のものを使用せず、大豆固形分が8%以上のものをさします。原材料には大豆しか使用されていないので、大豆そのものの風味を感じる事ができ、料理やお菓子作りにも使いやすいです。
調整豆乳:大豆と水+添加物
一方の調製豆乳は、大豆豆乳液に大豆油その他の植物油脂や砂糖、食塩などの調味料を加えて飲みやすくしたもので、大豆固形分は6%以上。糖分などが含まれていることにより、大豆の風味が苦手な人にもおすすめです。
フレーバー付きの豆乳:豆乳飲料
いちご味やバナナ味などのフレーバーがついた豆乳は豆乳飲料といい、調製豆乳に果汁やフレーバーなどで味付けをしたもので、大豆固形分が4%以上か、果汁入りで大豆固形分が2%以上のものです。ジュース感覚で子どもにも飲みやすくなっています。

無調整豆乳と調整豆乳の違いは、原材料が水だけか、他のものが添加されているか、ということがわかったぞ。普段は幅広い用途で使用できる無調整豆乳を買っているが、たまには違う味を楽しみたいという時には、ココアを加えたり、コーヒーや紅茶に入れてラテにして楽しもう。甘酒に加えると飲みやすくなるのでおすすめだぞ。
豆腐の種類や価格の差の理由は?

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豆腐には「木綿豆腐」と「絹豆腐」がありますよね。硬さと食感が違うのは明らかですが、同じ原料で作られているのにどうしてこのような違いが生まれるのでしょうか。
また豆腐売り場に行くと、50円以下のものもあれば150円以上する豆腐までさまざまな価格帯の豆腐が並んでいます。見た目に違いはありませんが、この価格差の理由はどこにあるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
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