この記事ではCD-Rのデータ用と音楽用の違いについてみていきます。データ用と音楽用はそれぞれ音質などに違いがあると考えてしまいがちですが、実はどちらも構造は同じものとなっている。今回はそんなCD-Rのデータ用と音楽用の違いを、音質の違いや再生できない場合の対処法とあわせて読書家ライターのハヤカワと一緒に解説していきます。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

CD-Rのデータ用と音楽用の違いとは?

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それではCD-Rのデータ用と音楽用について確認していきましょう。

データ用:パソコン利用向けデータ記録用ディスク

データ用のCD-Rは、パソコン利用向けデータ記録用ディスクとなっており、文書ファイル・動画ファイルなどパソコン上のデータを書き込むことができます。音楽用CD-Rと比較して価格も安く、幅広い用途で用いることができるCD-Rです。

音楽用:家電CDレコーダー向けデータ記録用ディスク

音楽用のCD-Rは、家電のCDレコーダー向けのデータ記録用ディスクです。家電のCDレコーダーを使って録音する場合、こちらの音楽用CD-Rしか対応しておらず、データ用CD-Rを使うことはできません。音楽用CD-Rはパソコンでの使用にも対応しているため、パソコン上で書き込みを行う場合は、データ用・音楽用どちらを使っても問題ありません。

音楽用CD-Rはメーカーが「私的録音補償金」を支払っており、このため音楽用CD-Rは著作権を含んだ音楽CDのダビングなどに利用することができます。その分音楽用CD-Rの販売価格には著作権料が上乗せされており、価格は高めとなっている点に注意しましょう。

データ用と音楽用で音質は違う?

名前の印象から音楽用のCD-Rは、データ用よりも音質が良いと思ってしまいがちですが、実はどちらも構造的には同じものとなっており音質には違いがありません。ただし音楽用CD-Rはデータ用よりも著作権料分、価格が高いことから、メーカーも品質には十分注意を払っている傾向があります。

安価なデータ用CD-Rの中には音にノイズが入ったり故障しやすい粗悪な品質の製品も入り混じっており、こうした面からより品質を考えるなら音楽用CD-Rが最適です。こちらの点についても確認しておきましょう。

\次のページで「CD-RとCD-RWの違いは?」を解説!/

CD-RとCD-RWの違いは?

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「CD-R」には他に「CD-RW」という種類が存在しています。CD-Rが一旦データの書き込みを終えると消去や書き換えが出来ないのに対して、CD-RWは一度書き込んだデータの消去・書き換えが可能です。データを何度も入れ替えて一枚のCDを使い回したいという場合は、データの書き換えが可能なCD-RWを選びましょう。

CD-R/CD-RWで書き込み・再生できない場合の対処法

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CD-R/CD-RWを使っていると、なぜか書き込みや再生が出来ないという場面に遭遇することがあります。こうした場合の対処法についても確認しておきましょう。

1.書き込み速度を遅くする

CD-Rは製品ごとに対応している書き込み速度が違い、製品が対応していない速度で書き込みをしてしまうとエラーが発生してしまいます。製品には必ず対応している書き込み速度が記載されているため、こちらを確認しておきましょう。

また高速書き込みはエラーが発生する可能性が高く、高速書き込みに対応しているCD-Rであっても、エラーをなるべく回避したい場合は書き込み速度を遅くしておくことが大切です。こちらも確認しておきましょう。

2.再生するプレーヤー・フォーマットを確認

CD-Rが再生出来ない場合、書き込んだデータの音声ファイルフォーマット(MP3・MP4・WAV・AACなど)と、再生プレーヤーの対応フォーマットの違いが原因である場合があります。例えばMP3の再生に対応していないCDプレーヤーに、MP3ファイルを書き込んだCD-Rを入れても再生することができません。

必ず再生するプレーヤー側の対応しているフォーマットを確認し、それにあったフォーマットでCD-Rの書き込みを行いましょう。

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データ用と音楽用の違いは著作権料の有無だけ!

この記事ではCD-Rのデータ用と音楽用の違いを説明しました。CD-Rのデータ用と音楽用の違いは、基本的に販売価格に含まれた著作権料の有無だけとなっています。パソコンのデータ保存などに利用する場合はデータ用、購入した音楽CDのダビングなどに使用する場合は音楽用のCD-Rを使用していきましょう。

またデータ用と音楽用には音質の違いはありません。ただし安価なデータ用CD-Rの中には、品質の悪い粗悪品も存在しているため、購入する際はこちらの点に注意しておきましょう。今回の記事が皆さんの参考になっていれば幸いです。

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3分で簡単にわかる!CD-Rのデータ用と音楽用の違いとは?音質の違いや再生できない場合の対処法も読書家ライターがわかりやすく解説!

この記事ではCD-Rのデータ用と音楽用の違いについてみていきます。データ用と音楽用はそれぞれ音質などに違いがあると考えてしまいがちですが、実はどちらも構造は同じものとなっている。今回はそんなCD-Rのデータ用と音楽用の違いを、音質の違いや再生できない場合の対処法とあわせて読書家ライターのハヤカワと一緒に解説していきます。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

CD-Rのデータ用と音楽用の違いとは?

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それではCD-Rのデータ用と音楽用について確認していきましょう。

データ用:パソコン利用向けデータ記録用ディスク

データ用のCD-Rは、パソコン利用向けデータ記録用ディスクとなっており、文書ファイル・動画ファイルなどパソコン上のデータを書き込むことができます。音楽用CD-Rと比較して価格も安く、幅広い用途で用いることができるCD-Rです。

音楽用:家電CDレコーダー向けデータ記録用ディスク

音楽用のCD-Rは、家電のCDレコーダー向けのデータ記録用ディスクです。家電のCDレコーダーを使って録音する場合、こちらの音楽用CD-Rしか対応しておらず、データ用CD-Rを使うことはできません。音楽用CD-Rはパソコンでの使用にも対応しているため、パソコン上で書き込みを行う場合は、データ用・音楽用どちらを使っても問題ありません。

音楽用CD-Rはメーカーが「私的録音補償金」を支払っており、このため音楽用CD-Rは著作権を含んだ音楽CDのダビングなどに利用することができます。その分音楽用CD-Rの販売価格には著作権料が上乗せされており、価格は高めとなっている点に注意しましょう。

データ用と音楽用で音質は違う?

名前の印象から音楽用のCD-Rは、データ用よりも音質が良いと思ってしまいがちですが、実はどちらも構造的には同じものとなっており音質には違いがありません。ただし音楽用CD-Rはデータ用よりも著作権料分、価格が高いことから、メーカーも品質には十分注意を払っている傾向があります。

安価なデータ用CD-Rの中には音にノイズが入ったり故障しやすい粗悪な品質の製品も入り混じっており、こうした面からより品質を考えるなら音楽用CD-Rが最適です。こちらの点についても確認しておきましょう。

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