
3分で簡単にわかる!形容詞と形容動詞の違いとは?活用や見分け方も現役塾講師がわかりやすく解説
形容詞は終止形と同じように「~い」になっていますが、形容動詞は「~な」という形をとります。
5.仮定形
何かを仮定したり、条件を提示するような文で使う「ば」に続く形を仮定形と呼びます。
あの花が美しければ観光客も増えただろう。 〈形容詞の仮定形+ば〉
あの花がきれいならば観光客も増えただろう。 〈形容動詞の仮定形+ば〉
形容詞は「~けれ」で、形容動詞は「~なら」に変化していますね。
形容詞・形容動詞に命令形はない
形容詞・形容動詞の活用には、動詞にあるような命令形はありません。
形容詞と形容動詞の活用まとめ
ここで形容詞と形容動詞の活用の仕方についてまとめましょう。
形容詞・形容動詞は左から 未然形 / 連用形 / 終止形 / 連体形 / 仮定形 / 命令形 の順に
形容詞 かろ / かっ・く / い / い / けれ / 〇(なし)
形容動詞 だろ / だっ・で・に / だ / な / なら / 〇(なし)
と活用します。
形容詞と形容動詞の違いは語尾や活用が大きなポイント
形容詞・形容動詞の違いは言葉の語尾や活用に大きなポイントがあることを理解していただけたと思います。文中のそれぞれの単語がどんな語尾で終わり、どんな言葉に続いていくかというのは、形容詞・形容動詞に限らず国語文法を学ぶ上では非常に重要です。