
本店と本社の使い分け方

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「本店」と「本社」の意味上の違いについてはおわかりいただけたと思います。では実際のビジネスシーンでこの2つを使い分ける場合、どのような基準で選べばいいのでしょうか。ここでは「本店」と「本社」の使い分け方について解説していきます。
本店:登記や税務で使用
「本店」は登記の作成や定款(会社のルール)の作成時に使用します。また開業届や確定申告など、税務関係の届け出においても使われる言葉です。あまり自社ホームページや名刺に記載したりすることはありません。あくまで「お役所向けの言葉」というニュアンスで使用すると無難でしょう。
本社:事業上の連絡先として使用
「本社」は事業をする上での連絡先として使用するのが良いでしょう。具体的には自社ホームページや名刺に記載することで、電話や郵便物などを事業拠点あてにすることができます。また取引先と連絡を取る際も、あくまで事業ベースで考え「本社」の情報を教えるのが適切です。
その他の用語との違い

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「本店」と「本社」以外にも、似たようなビジネス用語は存在します。代表的なものが「本部」と「本舗」です。こちらもよく見かける言葉ではありますが、どういう意味なのかまでは理解して使っていない人も多いはず。ここではこれらの言葉についても解説していきます。
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