3分で簡単にわかるスリープと休止状態の違い!データが消える?使い分けも雑学好きライターがわかりやすく解説
しかし「シャットダウン」以外にも終了操作はある。それは「スリープ」と「休止状態」です。
今回は「スリープ」と「休止状態」の違いについて、現役エンジニアのおおつけと一緒に解説していきます。
ライター/おおつけ
現役システムエンジニア兼ライター。前職は貿易商社の営業マン。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。
スリープと休止状態の違い
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パソコンの電源をオフにするときの操作といえば「シャットダウン」ですが、電源をオフにしないで作業のみ終了する方法があります。それは「スリープ」と「休止状態」ですが、どちらも似たような名前で混同してしまいますよね。ここでは「スリープ」と「休止状態」の違いについて解説していきます。
スリープ:メモリ上に残して電源をオフにする
「スリープ」とは実行中のプログラムや開いているファイルをメモリ上に残して、不要な電源供給を止める機能のことです。つまり作業を中断する機能の1つと言えます。
メモリとはパソコンの記憶領域の1種で、容量こそ少ないものの即座に取り出せる領域にデータを保存することが可能です。中断からの再開が早いのがメリット。
注意点としてはパソコンを動作させる機能のみ電源供給を止めて、メモリには電源供給を維持し続けているということ。もし停電などが発生し電源供給がストップした場合、プログラムが異常終了したり、ファイルが正しく保存されなかったりします。
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休止状態:ハードディスクに保存して電源をオフにする
「休止状態」は実行中のプログラムや開いているファイルをハードディスクに保存してパソコンの電源を切る機能です。「スリープ」同様作業を中断する機能の1つ。
ハードディスクとはパソコンの記憶領域の1種で、容量は多いもののデータの取り出しに時間がかかる領域です。ハードディスクは保存すれば電源供給が止まっても、再供給時にデータを読み込むことができます。
つまり中断からの再開が「スリープ」に比べて遅めなものの、停電などで電源周りのトラブルが発生してもデータが消える可能性が低いのです。また「スリープ」のようにメモリに常時電源供給していないため、電力消費が少ないのもメリットの1つ。
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