この記事では百貨店とデパートの違いについてみていきます。どちらも街の中心部にある規模の大きい店だというイメージがあるよな。実際言葉のニュアンスが若干変わるとはいえど、商業施設としては同じものとして扱われる。今回はそんな百貨店やデパートについて他の商業施設と比較しながら、買い物大好きライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

会社員として勤務する傍ら、執筆活動を続けるWEBライター。週末は欠かさずショッピングセンターと百貨店を行き来する買い物好き。独自の切り口や表現を日々研鑽中。

百貨店とデパートって同じもの?

百貨店とデパートはどちらも大規模な商業施設ではありますが、違いはどこにあるのでしょうか。本項では両者の違いをざっくりと解説していきましょう。

1.店舗の種類としては同じ

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百貨店もデパートも大規模小売店と呼ばれる分類に入り、店舗の種類としては同じものとされています。両者で扱う商品は食品や衣料品から、家具、家電や書籍などまで幅広く、各階ごとにカテゴライズされていることが多いです。

上層階には飲食店が立ち並び、屋上遊園地などの娯楽施設があるというケースも見られます。またジュエリーやカバンなどの高級ブランドが出店していることも多く、店先には大きな看板が目立つでしょう。

2.百貨店はデパートの訳語

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百貨店とはデパートメントストアつまり、デパートの和訳にあたる言葉です。そのため辞書でも同じ意味の言葉として扱われており、「百貨店」に「デパート」と振り仮名つけられている昔の文章もあります。つまり百貨店やデパートという概念が日本に生まれたときから、両者は同じ意味の言葉として扱われてきたのです。

3.屋号としては百貨店が多数派

百貨店とデパートは同じ意味ですが、屋号として使われるのは百貨店が多数派です。具体的には関東では東急百貨店や京王百貨店関西では阪急百貨店や近鉄百貨店などがよく知られています。反対に屋号にデパートが入っていることはほとんど見られず、あくまでも種類の総称として用いられることが一般的です。

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百貨店とデパートの意味は?

前述の通り百貨店とデパートは、全く同じ店舗の種類です。ところが言葉の意味解釈すると、若干ニュアンスが変わります。本項でそれぞれの言葉の意味について詳しく確認していきましょう。

百貨店:多くの商品がある店

百貨店は、多くの商品がある店を指す言葉です。ここでの「百」は多いことを意味し、「貨」は商品を指しています。つまり漢字が通り、さまざまな商品が取り揃えられた店という意味になっているのです。

デパート:部門に分かれた店

デパートとは英語のデパートメントストアを省略した言葉で、直訳すると部門に分かれた店になります。分けるほどたくさんの部門があることはすなわち商品の数や種類が多いことを意味し、その点では百貨店と全く同じです。

百貨店やデパートに似た意味の言葉は?

ここまで百貨店とデパートの違いについて解説してきましたが、大規模な商業施設を他にもご存知の方は多いのではないでしょうか。本項では大規模な商業施設について、百貨店やデパートと比較しながら解説していきましょう。

\次のページで「1.ショッピングモール」を解説!/

1.ショッピングモール

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ショッピングモールとはたくさんのテナントが入った大規模な商業施設で、具体的にはイオンモールやららぽーとなどがこれに該当します。百貨店やデパートに比べてフロア数は少ないですが、広い通路やフードコートがあることが多いです。ショッピングモールそのものの運営会社直営の店舗は少なめで、衣食住関連の店舗から娯楽施設までさまざまなテナントが入っています。

2.大型スーパー

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大型スーパーは主に衣食住に関する商品を扱う商業施設です。書籍や家電まで取り扱っているところもありますが、高級ブランドなどはほとんど見られません。またテナントとしてベーカリーや薬局などが入っていることもあり、生活必需品が購入できるような品揃えになっています。郊外や都市の中でも住宅地にあり、大きな駐車場があることも多いです。

3.ファッションビル

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ファッションビルとはショッピングモールの中でも特に衣料品や雑貨を扱う商業施設のことで、具体的にはSHIBUYA109やグランフロント大阪などが挙げられます。主に都市の中心部にある娯楽要素の強い商業施設で、若者文化が形成されているのがこのファッションビルです。

百貨店はデパートの和訳語だが屋号として用いられがち

ここまで述べてきた通り百貨店はデパートの和訳語で、両者は全く同じ業態の店舗です。ただし屋号として用いられるのは、全国的にみて百貨店が主流になっています。また都市の中心部にありジャンルを問わず高級な商品が取り扱われがちなのが、他の商業施設との違いです。近年百貨店、デパート離れが進んでいるとは言われていますが、歴史の古い店舗も多くそれを活かした独自のサービスによって残ってほしいですね。

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雑学

簡単でわかりやすい!百貨店とデパートの違いとは?ショッピングモールなどとの違いまで買い物大好きライターが詳しく解説

この記事では百貨店とデパートの違いについてみていきます。どちらも街の中心部にある規模の大きい店だというイメージがあるよな。実際言葉のニュアンスが若干変わるとはいえど、商業施設としては同じものとして扱われる。今回はそんな百貨店やデパートについて他の商業施設と比較しながら、買い物大好きライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

会社員として勤務する傍ら、執筆活動を続けるWEBライター。週末は欠かさずショッピングセンターと百貨店を行き来する買い物好き。独自の切り口や表現を日々研鑽中。

百貨店とデパートって同じもの?

百貨店とデパートはどちらも大規模な商業施設ではありますが、違いはどこにあるのでしょうか。本項では両者の違いをざっくりと解説していきましょう。

1.店舗の種類としては同じ

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百貨店もデパートも大規模小売店と呼ばれる分類に入り、店舗の種類としては同じものとされています。両者で扱う商品は食品や衣料品から、家具、家電や書籍などまで幅広く、各階ごとにカテゴライズされていることが多いです。

上層階には飲食店が立ち並び、屋上遊園地などの娯楽施設があるというケースも見られます。またジュエリーやカバンなどの高級ブランドが出店していることも多く、店先には大きな看板が目立つでしょう。

2.百貨店はデパートの訳語

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百貨店とはデパートメントストアつまり、デパートの和訳にあたる言葉です。そのため辞書でも同じ意味の言葉として扱われており、「百貨店」に「デパート」と振り仮名つけられている昔の文章もあります。つまり百貨店やデパートという概念が日本に生まれたときから、両者は同じ意味の言葉として扱われてきたのです。

3.屋号としては百貨店が多数派

百貨店とデパートは同じ意味ですが、屋号として使われるのは百貨店が多数派です。具体的には関東では東急百貨店や京王百貨店関西では阪急百貨店や近鉄百貨店などがよく知られています。反対に屋号にデパートが入っていることはほとんど見られず、あくまでも種類の総称として用いられることが一般的です。

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