雑学

簡単で分かりやすい役者と俳優の違い!成り立ちや類似語も文学部卒ライターが詳しく解説

俳優の成り立ちと意味

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俳優はもともと「わざおぎ」という読みがされていました。700年代に成立した『古事記』『日本書紀』をご存知でしょうか。その中で、舞などの優れた芸能の腕を持った女神が活躍した話から、出てきた言葉なのです。

俳優の成り立ち:神様や人を楽しませる芸能人

その中に「天之鈿女命」(あめのうずめのみこと)という女神が、岩の中に閉じこもっている天照大神(あまてらすおおみかみ)を外に出向くように仕向けるため、祈祷や舞によって誘い出した話があります。その所作のことを「わざおぎ」といいました。

「わざ」は呪術的な動作、「おぎ」は神様を招くこと、滑稽な動きや歌や踊りをして神様や人を喜ばせるくらい優れた技を披露する芸能人をいい、漢字で「俳優」という字をあてたということです。

意味:演技をする人を表す職業名

「わざおぎ」は時代が下るにつれて「はいゆう」という読みが一般的になりました。演技をする人を表す職業名となり、「役者」の演技をする人を表す意味とほぼ同じですね。

はじまりは女神の優れた芸能からでした。江戸時代に女性である出雲阿国が作った歌舞伎は好評でしたが、幕府により女性が舞台に立つのを禁止されてしまいます。そのため、芸能に関する職業は成人男子のみに。明治期に入ると、海外の演劇などが入ってきたことで、男性も女性も役が当て振られることになりました。近代化にともない、職業としても認められ社会的地位も向上していきます。

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