雑学

簡単で分かりやすい!登校拒否と不登校の違いとは?原因やひきこもりとの違いも元教員ライターが詳しく解説!

不登校になった時の対応は?

image by iStockphoto

ここからは、不登校になった場合、学業面では実際にどのような対応がされるのかみていきましょう。まず、小・中学校は、義務教育期間です。そのため、不登校になった場合でも要件を満たせば出席扱いになったり、学習支援が受けられたりして、義務教育を卒業できないことはありません。中学校卒業程度認定試験を受ければ高校受験も可能です。

一方で、高等学校は義務教育ではありません。そのため、高校で不登校になり欠席が続いてしまうと、進級や卒業ができない可能性があります。しかし、現在では通信制の高校など登校できなくても学習を進めることは可能です。義務教育ではない分より自由な形の高校があるので、自分にあったスタイルを選択することができます。

ひきこもりとの違いは?

image by iStockphoto

不登校や登校拒否と似ている言葉で、「ひきこもり」があります。ここでは、不登校・登校拒否とひきこもりの違いについてみていきましょう。ひきこもりの定義は、厚生労働省が以下のように定めています。

さまざまな要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6カ月以上にわたって、おおむね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念(他者と交わらない形での外出をしていても良い)

出典:ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン

登校拒否・不登校があくまでも「学校」に関わる言葉である一方、ひきこもりは学校に在籍していない人、つまり大人も含まれるのが一番大きな違いです。ひきこもりと判断される期間も、不登校が30日以上であるのに比べて、ひきこもりは6か月以上という違いもあります。

またひきこもりは、「おおむね家庭に留まり続けている」という定義があるように、一切の社会的なつながりを拒絶しているという点も特徴です。不登校の場合は学校に行けていないだけで、他の活動などで社会に参加している場合も少なくありません。

登校拒否と不登校の違いを理解して使い分けよう!

この記事では登校拒否と不登校の違いについてみてきました。ふたつの違いをまとめると、登校拒否は「登校できる状態ではあるが登校しないこと」、不登校は「登校する意思はあるが登校できないこと」でした。しかし文部科学省ではこのふたつの言葉は同義語として扱われています。それまで一般的に使われていた登校拒否という言葉を、1988年以降「不登校」に読み替えることになったのです。どちらも学校に関する場面ではよく聞く言葉ですが、微妙なニュアンスの違いを理解して、使い分けてみて下さい!

1 2 3 4
Share: