簡単でわかりやすい!紅芋と紫芋の違いとは?特徴や種類も芋好きライターが詳しく解説
紅芋の歴史
紅芋は1605年に野国総管(のぐにそうかん)が中国の福建省から苗を持ち帰り、儀間真常(ぎましんじょう)によって琉球各地に広められていったといわれています。沖縄の土壌は水はけが良く石灰質に富んでいるため、芋の栽培に適していたのです。
これまで品種改良が重ねられ、さまざまな品種が栽培されています。読谷村(よみたんそん)が有名な産地です。現在主に栽培されている品種は、「備瀬(びせ)」と「宮農36号」。宮農36号は栽培量が減ってきていますが、備瀬よりも甘味が強いといわれており、人気のある品種です。
紫芋・さつまいもの歴史
紫芋は、16世紀の初めに宮古島の役人である長真氏旨屋(ちょうしんうじしおく)という人物が、琉球王府から帰る途中で中国に漂着、芋かずらを持ち帰って栽培したのがはじまりだといわれています。
さつまいもは紀元前3000年以前からメキシコ中央部からグアテマラにかけて栽培されていたようです。日本へは17世紀の初めに中国から沖縄に伝えられ、その後薩摩に伝えられました。薩摩で栽培が始まったことから「薩摩いも」と呼ばれるようになったようです。
紫芋の種類
通常の中身が白いさつまいもに比べると見かけることが少ない紫芋ですが、通常のさつまいも同様、さまざまな品種があります。
・種子島紫…種子島が産地の紫芋。皮が白っぽく中身は薄紫色で、加熱すると鮮やかな紫色になる。ほのかな甘味とねっとりとした食感が特徴。
・パープルスイートロード…おもに千葉県で栽培されている品種。ほかの紫芋と比べると甘味が強いので、焼いたり蒸したりするだけでも楽しめる。
・なかむらさき…おもに鹿児島県や沖縄県で栽培されている品種。あっさりとした味わいが特徴。
・あやむらさき…鹿児島県や沖縄県で栽培されている。鮮やかな紫色が特徴。甘味が弱いので、加工して食されることが多い。
紅芋・紫芋を味わってみよう!
ここまで紅芋と紫芋について解説してきました。紅芋はヤムイモの一種で紫芋はさつまいもの一種。見た目はそっくりですが、まったくの別物ということがわかりましたね。紅芋・紫芋を使ったお菓子などの加工品はよく目にしますが、一度くらい芋そのものを味わってみたいですよね。
生の状態では沖縄県から持ち出し禁止の紅芋ですが、なんと焼き紅芋を冷凍した商品が通販で購入できます。試してみてはいかがでしょうか。紫芋は、栽培地でなくてもスーパーなどで購入することができますが、通販の購入も可能です。生の紫芋はもちろん、パウダー状に加工したものなども販売されているので、お菓子作りなどに活用してみるのも良いですね。

