IT・プログラミング雑学

簡単でわかりやすい!PHPとHTMLの違いとは?静的と動的?仕組みや特徴もプログラマーが詳しく解説

よぉ、桜木建二だ。ウェブの基本となるのがHTMLだということは知っているか。そのHTMLではできない動きのあるウェブをつくるために必要になるのがPHPだ。だが、そもそもPHPとHTMLは何が違うのか、そしてPHPにはどんなメリットがあるのか。長年企業内で使う動きのあるウェブサイトをつくってきたプログラマでもあるライターのwoinaryと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/woinary

某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさんです。

どこで動くかが違う?PHPとHTMLの違いとは

image by iStockphoto

毎日ウェブのお世話にならない日はありませんよね。そのウェブをブラウザで表示するために必要なのがHTMLです。HTMLがなければブラウザに様々な情報を表示することはできません。ただ、HTMLは単なるファイル決まった内容しか表示できません。しかし、いつも使っている検索サイトもSNSも、様々な操作をした結果を反映したものが表示されますよね。一体、どういう仕組みなのでしょう。

その様々な内容を反映して表示させる仕組みのひとつがPHP。内容に合わせてHTMLを送るPHPなどの仕組みがあるので、便利なウェブが使えます。今回はWebの基本であるHTMLと、内容を変化させるPHPの仕組みの解説です。

HTML:ウェブの基本、ブラウザで表示

HTMLはウェブの基本です。ブラウザはHTMLしか受け付けません。ですからブラウザで何かを表示するためには、最終的にHTMLの形にする必要があります。しかし、HTML自体は単なるファイル。Webサイトから送られてきたHTMLをウェブブラウザで表示する仕組みです。

料理で言えば冷凍食品。レンジで解凍すれば美味しく食べられます。ただ、あらかじめ決まった料理しか出てきません。アレンジレシピで少しは変化をつけることはできますが、まったく違うものにはなりませんよね。このようなあらかじめ決まった内容を表示するウェブのことを、静的サイト、そういった内容(コンテンツ)を静的コンテンツと呼びます。

PHP:ウェブサイトの中で動いている

HTMLの説明で最終的にHTMLになっていればブラウザで表示できると説明しましたよね。この「最終的に」というのが肝です。ブラウザに届く時点でHTMLになっていればよいので、ブラウザでアクセスした際にその時々に合わせた内容のHTMLをつくって送れば、ケースによって違う内容を送ることができますよね。その仕組みを動的サイトや動的コンテンツと呼びます。

変わらない画像を静止画、動くものを動画と呼ぶのと同様。その時々にふさわしい内容を送るから「動的」と呼ばれています。その動的サイトの代表的な仕組みのひとつがPHPなのです。

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ウェブサイトは大きく2つに分けることができる。静的と動的だ。静的というのは静止画と同じでいつ見ても同じ内容が表示される。動的は動画のように動くものと思えばよい。ただし、マウスカーソルを動かすとボタンの色が変わったり、メニューが出てくるという動きのことではない。検索したらその結果が表示されることや、SNSでリアルタイムにメッセージが表示されるような、内容の変化のことだから気をつけろよ。

\次のページで「静かなウェブと動きのあるウェブとは?静的と動的の違い」を解説!/

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