
簡単でわかりやすい!PHPとHTMLの違いとは?静的と動的?仕組みや特徴もプログラマーが詳しく解説

- どこで動くかが違う?PHPとHTMLの違いとは
- HTML:ウェブの基本、ブラウザで表示
- PHP:ウェブサイトの中で動いている
- 静かなウェブと動きのあるウェブとは?静的と動的の違い
- 静的サイト:いつも同じ内容、すぐに表示される
- 動的サイト:その都度内容を作成、時間がかかる
- どう違う?静的コンテンツと動的コンテンツの比較
- どう動く?PHPの仕組みと特徴
- その1.HTMLの中に埋め込み
- その2.便利な仕組みが用意されている
- その3.比較的簡単に使えるPHP
- その4.世界的に広く使われているWordPressもPHP
- HTMLは事前に用意したものそのまま、PHPは毎回中身をつくっている
この記事の目次

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/woinary
某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさんです。
どこで動くかが違う?PHPとHTMLの違いとは

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毎日ウェブのお世話にならない日はありませんよね。そのウェブをブラウザで表示するために必要なのがHTMLです。HTMLがなければブラウザに様々な情報を表示することはできません。ただ、HTMLは単なるファイル。決まった内容しか表示できません。しかし、いつも使っている検索サイトもSNSも、様々な操作をした結果を反映したものが表示されますよね。一体、どういう仕組みなのでしょう。
その様々な内容を反映して表示させる仕組みのひとつがPHP。内容に合わせてHTMLを送るPHPなどの仕組みがあるので、便利なウェブが使えます。今回はWebの基本であるHTMLと、内容を変化させるPHPの仕組みの解説です。
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HTML:ウェブの基本、ブラウザで表示
HTMLはウェブの基本です。ブラウザはHTMLしか受け付けません。ですからブラウザで何かを表示するためには、最終的にHTMLの形にする必要があります。しかし、HTML自体は単なるファイル。Webサイトから送られてきたHTMLをウェブブラウザで表示する仕組みです。
料理で言えば冷凍食品。レンジで解凍すれば美味しく食べられます。ただ、あらかじめ決まった料理しか出てきません。アレンジレシピで少しは変化をつけることはできますが、まったく違うものにはなりませんよね。このようなあらかじめ決まった内容を表示するウェブのことを、静的サイト、そういった内容(コンテンツ)を静的コンテンツと呼びます。
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PHP:ウェブサイトの中で動いている
HTMLの説明で最終的にHTMLになっていればブラウザで表示できると説明しましたよね。この「最終的に」というのが肝です。ブラウザに届く時点でHTMLになっていればよいので、ブラウザでアクセスした際にその時々に合わせた内容のHTMLをつくって送れば、ケースによって違う内容を送ることができますよね。その仕組みを動的サイトや動的コンテンツと呼びます。
変わらない画像を静止画、動くものを動画と呼ぶのと同様。その時々にふさわしい内容を送るから「動的」と呼ばれています。その動的サイトの代表的な仕組みのひとつがPHPなのです。
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ウェブサイトは大きく2つに分けることができる。静的と動的だ。静的というのは静止画と同じでいつ見ても同じ内容が表示される。動的は動画のように動くものと思えばよい。ただし、マウスカーソルを動かすとボタンの色が変わったり、メニューが出てくるという動きのことではない。検索したらその結果が表示されることや、SNSでリアルタイムにメッセージが表示されるような、内容の変化のことだから気をつけろよ。
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