誰かと住むことを「同棲」もしくは「同居」というが、どちらを使うか迷ったことはないか?ふたつの違いは一緒に住む相手によるみたいです。今回は同棲・同居の違いだけでなく、最近よく耳にする事実婚とシェアハウスについても調べてきたぞ。また、迷いがちな世帯主や住民票がどうなるかも詳しく説明していく。今回は、雑学好きライターkuroakaと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/kuroaka

博物館・美術館好きで学芸員の資格を持つWebライター。好奇心旺盛で、雑学好き。たくさん仕入れた雑学をわかりやすく伝えられるよう日々鍛錬している。

「同棲」と「同居」の違いは?

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「同棲」と「同居」の違いはわかりますか?どちらも本人以外の誰かと住むことを指す言葉ですが、その相手によって使い分けられています。誰と住む言葉なのか、みていきましょう。

同棲:結婚していない恋人が一緒に住むこと

同棲は、婚姻関係にない恋人同士が一緒に住むことです。完全には一緒に住まず、週の半分以上をどちらかの家で過ごすことを「半同棲」とも言いますね。

同居:本人以外の人と一緒に住むこと

同居は、本人以外の誰かと一緒に住むことです。その対象は一般に親やきょうだい・友達。夫婦は法律で同居するよう定められています。同棲中の恋人同士が結婚して夫婦になると、住む家が変わらなくても「同居」に呼び方が変わるんですね。

「事実婚」・「シェアハウス」との違いは?

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最近では事実婚やシェアハウスなどの暮らし方もよく聞きますよね。このふたつは同棲や同居とは違うのでしょうか?それぞれ解説していきます。

事実婚:同棲の一種

事実婚とは恋人同士がお互いの意思のもと法律上の婚姻手続きを行わず、夫婦と同じような関係を持った状態のことを言います。内縁関係と言われることも。婚姻関係でない恋人同士が一緒に住むことになるので、事実婚は「同棲」であると言えます。

\次のページで「シェアハウス:同居の一種」を解説!/

シェアハウス:同居の一種

シェアハウスとはひとつの住宅を複数人で共有して暮らすことです。近い言葉でルームハウスもありますね。一緒に住むのはたいてい友達や知り合いであるので、この場合は「同居」と呼ぶことができます。最近では親族と住むことを「同居」、友達や知り合いと住むことを「ルームシェア」と使い分けることが多いようです。

同棲・同居の世帯主・住民票はどうする?

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同棲・同居をすることになった場合、気になるのが役所への届け。世帯主・住民票はどうすればいいのか不安になることもあると思います。そもそも世帯主と住民票とは何なのでしょうか?

世帯主・住民票について

世帯とは、「同じ家に住んでいること」かつ「生計をともにしていること」2つの条件を満たすことです。つまり、同じ家に住んでいても生計が別であれば、別世帯の扱いになります。

世帯主とは、世帯を代表する人のこと。世帯主の主な役割は、役所から行政上の手続きの連絡を受け取ることです。例えば選挙や給付金などの手続きに関する封書がそれにあたります。連絡先を世帯主一人にすることで効率的に手続きできることが利点です。

住民票とは、「その人がどこに住んでいるか」を記した公的な証明書。引越しをしたら住民票を移すよう法律で義務付けられています。住民票に記載されるのは、同じ世帯に入っている人のみです。 ですから、世帯が分かれると住民票も別々になります。

1.同棲の場合

同棲の場合、世帯主を決めるには2つのパターンがあります。

1-1.一人が世帯主になる

事実婚の場合はこちらになります。住民票の続柄は「未届の妻/夫」と書きましょう。事実婚で世帯主の収入により生計を維持している場合、一方を扶養対象にできます。逆に言えば、事実婚でなくただの同棲の場合は扶養対象にはできません。事実婚関係ではないけれど一方のみを世帯主にする場合はもう一方の続柄を「同居人」としてください。

このパターンですと、同世帯なので住民票に「同居人」もしくは「未届の妻/夫」と記載されることになります。勤めている会社によっては住民票提出により同棲が知られることになるので、注意が必要です。

\次のページで「1-2.二人とも世帯主になる」を解説!/

1-2.二人とも世帯主になる

それぞれまとまった収入がありどちらかの扶養に入る必要がない場合は、二人とも世帯主になることができます。その場合それぞれ自分を世帯主とした住民票を作成することになるので、住民票から同棲が知られることもありません。

2.同居の場合

同居の場合は、ルームシェアと夫婦の場合でみていきましょう。

2-1.ルームシェアはそれぞれ世帯主になる

ルームシェアで友達や知人と一緒に住む場合、生計は別のことが多いですから、それぞれが世帯主になります。住民票もそれぞれ登録して問題ありません。また、きょうだいで住む場合も生計を別にするなら各々が世帯主となります。

2-2.夫婦は世帯主を選ぶことができる

夫婦の場合は、結婚するときにどちらを世帯主にするか決めます。世帯主は夫である必要はありません。また収入や年齢も関係ないので、夫・妻のどちらかを好きに選ぶことができます。

それぞれまとまった収入があり、ある程度生計を別にしている場合は夫婦それぞれが世帯主になることも可能。勤めている会社によっては社則や福利厚生での制約がある可能性があるので、お互いの会社のルールをよく確認することが大切です。

「同棲」と「同居」は結婚しているかどうか

同棲は婚姻関係でない恋人が一緒に住むこと、同居は本人以外の人と住むことだとわかりました。どちらも暮らし始めてからのトラブルを避けるために、一緒に住む前に世帯主をどうするか確認するようにしましょう。

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雑学

3分で簡単にわかる!「同棲」と「同居」の違いとは?事実婚・シェアハウスとの違いも雑学好きライターがわかりやすく解説

誰かと住むことを「同棲」もしくは「同居」というが、どちらを使うか迷ったことはないか?ふたつの違いは一緒に住む相手によるみたいです。今回は同棲・同居の違いだけでなく、最近よく耳にする事実婚とシェアハウスについても調べてきたぞ。また、迷いがちな世帯主や住民票がどうなるかも詳しく説明していく。今回は、雑学好きライターkuroakaと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/kuroaka

博物館・美術館好きで学芸員の資格を持つWebライター。好奇心旺盛で、雑学好き。たくさん仕入れた雑学をわかりやすく伝えられるよう日々鍛錬している。

「同棲」と「同居」の違いは?

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「同棲」と「同居」の違いはわかりますか?どちらも本人以外の誰かと住むことを指す言葉ですが、その相手によって使い分けられています。誰と住む言葉なのか、みていきましょう。

同棲:結婚していない恋人が一緒に住むこと

同棲は、婚姻関係にない恋人同士が一緒に住むことです。完全には一緒に住まず、週の半分以上をどちらかの家で過ごすことを「半同棲」とも言いますね。

同居:本人以外の人と一緒に住むこと

同居は、本人以外の誰かと一緒に住むことです。その対象は一般に親やきょうだい・友達。夫婦は法律で同居するよう定められています。同棲中の恋人同士が結婚して夫婦になると、住む家が変わらなくても「同居」に呼び方が変わるんですね。

「事実婚」・「シェアハウス」との違いは?

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最近では事実婚やシェアハウスなどの暮らし方もよく聞きますよね。このふたつは同棲や同居とは違うのでしょうか?それぞれ解説していきます。

事実婚:同棲の一種

事実婚とは恋人同士がお互いの意思のもと法律上の婚姻手続きを行わず、夫婦と同じような関係を持った状態のことを言います。内縁関係と言われることも。婚姻関係でない恋人同士が一緒に住むことになるので、事実婚は「同棲」であると言えます。

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