雑学

簡単でわかりやすい!「伯母」と「叔母」の違いとは?漢字の意味や使い分け・豆知識も漢字大好きライターが詳しく解説

この記事では「伯母」と「叔母」の違いについてみていきます。
読み方はどちらも「おば」で、親戚の女性を意味する言葉ですが、なぜ2種類の表記が存在するのでしょうか。キーワードはずばり「両親との関係性」のようですが、「伯」「叔」という漢字を使うのはなぜでしょうか。
今回はそんな「伯母」と「叔母」の違いを、それぞれの漢字の意味を確認しつつ、役立つ豆知識もおりまぜながら漢字大好きライターyuukiと一緒に解説していきます。

ライター/yuuki

ジャンルを問わず活動する雑学ライター。特に好きな分野は言語で、最近では漢字好きが高じて漢検準1級を取得。身近な漢字に関する疑問について、自身の知識を交えながら分かりやすく伝える。

「伯母」と「叔母」の違いとは?

image by iStockphoto

読み方は同じなのに表記が異なる「伯母」「叔母」という言葉。

「普段目にすることはあるけれど意味がよくわからない…」「役所などで書類を記入する際に違いが分からず困ってしまった…」という経験がある方もいるのではないでしょうか。これらは親戚の女性を指す際に使われる言葉で「両親の姉/妹」を意味しますが、どのように使い分ければ良いのかいまいち分かりづらいですよね。そんな「伯母」と「叔母」の違いについて一緒に勉強していきましょう。

伯母:両親の姉

「伯母」とは、両親(義両親や親の再婚相手を含む)の姉にあたる人物のことです。ちなみに、親族関係の距離(近い・遠い)を表す親等という表現を聞いたことはあるでしょうか?ちょっと堅苦しい話ですが、家系図でいうと、伯母は自分(または配偶者)からみて3親等の関係にあたります。

下の図で説明すると、本人を起点として父母(1親等)→祖父母(2親等)と一度さかのぼってから伯母(3親等)を数える形です(叔母、伯父、叔父も同様)。知識としては細かい部分ですが、知っておいて損はありません。

Japanese Kinship.svg
Michey.M – 投稿者自身による著作物, CC 表示 2.5, リンクによる

ちなみに多くの方が間違えやすいポイントですが、「兄弟姉妹」は自分からみて1親等とはなりません。「自分の兄弟姉妹は家系図上ですぐ横並びになっているから1親等なのでは」と思ってしまいがちですが(恥ずかしながら私も以前は勘違いしていました)、正しくは自分→両親(1親等)→兄弟姉妹(2親等)という数え方になります。必ず同一の始祖(この場合は両親)を経由して数えるのですね。

今回に限らず、家系図上で何親等かを数えるときは「一度同一の始祖までさかのぼってから下る(必ず線をなぞる)」のが基本です(直系尊属については「何世代前か(または後か)」とシンプルに考えればok)。この機会にぜひ覚えておいてくださいね。

叔母:両親の妹

「叔母」とは、両親(義両親や親の再婚相手を含む)の妹にあたる人物を指します。その他の考え方については伯母の場合と同様です。

親等の数え方についての補足

ここからはおまけの知識になりますが、伯母・叔母ともに、直接血縁関係のない親族(義両親や親の再婚相手)の姉妹であっても下記の理由から親等の数え方は変わりません。

\次のページで「「伯」と「叔」の漢字の意味 」を解説!/

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