
3分で簡単にわかる!「昆虫」と「虫」の違いとは?条件や特徴を雑学好きライターがわかりやすく解説
これも虫?「腹の虫」や「虫の知らせ」
「腹の虫」や「虫の知らせ」などの慣用句の虫は何なのでしょうか?答えは「昔の人は体の中に感情を左右する虫がいると考えていた」です。実は、「虫」には生き物の他に以下の意味もあります。
1.子どもの体質が弱くて、疳(かん)が強いこと。
2.なんとなく心に感じられること「ーの知らせ」
3.かんしゃくを起こすもとになると考えられたもの「腹のーがおさまらない」
4.一つのことに熱中する人「本のー」
5.ある心理状態のもとになるもの
出典:三省堂現代新国語辞典 第五版,2015年
こうしてみると、目に見えない「虫」が私たちの身の回りにたくさんあることがわかりますね。
「虫」は「昆虫」を含んだ生き物
「昆虫」と「虫」の違いは生物学の分類できるかどうかです。「昆虫」は生物分類上のグループ名なので明確な定義があります。体が3つにわかれ、触覚があり、足が6本あるのが特徴です。「虫」は昆虫を含んだ様々な生き物を指します。目に見えない感情を表す意味もあるのが特徴です。ふたつの違いが分かると、身の回りの生き物がより身近に感じますね。