
簡単でわかりやすい!CSSの「.(ドット)」と「#(シャープ)」の違いとは?Web制作の基本を現役システムエンジニアが詳しく解説
id属性とは
id属性とは、HTML1ページにつき1つのみ付与でき、ページ内で固有の情報要素として扱います。よくある記述例としてはpやdivタグを使ってページの構造を定義するWebページ構成において、ヘッダーやサイドバーなどのパーツを区別する際に使用します。
記述例
<div id=”main”>〜〜〜</div>
<div id=”about”>〜〜〜</div>
「id=」の後に記述するid名はいわゆる固有名詞のようなイメージで、ページ内で一度しか使用できません。ブラウザによっては複数回使用しても区別してくれることがありますが、HTMLの記述としてはNGです。レイアウト崩れやバグの原因になりますので、注意して付与しましょう。
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class属性とは
class属性とは、HTML1ページにつき複数付与でき、ページ内で情報要素を種別や分類で分けて扱います。記述例としてはボタンや写真、リンクなど様々なパーツをグルーピングする際に使用します。
記述例
<a class=”itemPage” href=”item1.html”>〜〜〜</a>
<a class=”itemPage” href=”item2.html”>〜〜〜</a>
「class=」の後に記述するclass名はページ内で複数回使用しても問題ありません。例えばボタンや写真は1ページ内に複数存在することが多く、それらを「ボタン」や「写真」として分類するには複数回使用します。
セレクタとは
id属性とclass属性を解説してきましたが、それらの属性をCSSから特定するために用いるのがセレクタです。セレクタを用いることで、CSSで定義した文字色やレイアウトを属性ごとに指定して適用することができ、HTMLとCSSが紐付けられることで初めてWebページが完成します。
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