3分で簡単にわかる!「料理」と「調理」の違い!定義や使い分けも主婦ライターがわかりやすく解説
ライター/えぬとも
文学好きな主婦ライター。大学時代は日本文学を専攻しつつ、日本語学や日本美術史など幅広く学ぶ。今回は、その知識を生かして2つの言葉の違いをわかりやすく解説していく。
「料理」と「調理」の違いは?
どちらも食事を作ることを意味する言葉である「料理」と「調理」。みなさんはどのように使い分けていますか?例えば、「食事を作ることができる」ことを表すときは、「”料理”ができる」という人が多いと思います。一方、料理に使う道具のことは「”調理”器具」といいますよね。
このように、わたしたちは普段「料理」と「調理」を無意識に使い分けています。今回は、この2つの言葉の意味がどう違うのか、どのような基準で使い分けたらよいのかについて詳しくみていきましょう。
1. 材料に手を加えて食べ物をこしらえること。また、その食べ物。
2.物事をうまく処理すること。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「りょうり【料理】」
「料理」の”料”という漢字は「(量を)はかる」、”理”は「ととのえる、処理する」という意味があり、もともと「料理」とは「量をはかって食べられる状態に整える」行為を表す言葉でした。
現在では、材料を加工して食べ物を作る行為だけではなく、材料の準備から盛り付け、そうしてできた食べ物そのものも含めた幅広い意味の言葉として使われています。そのため、一般家庭や仲間内などで食事を用意することを表すときは「調理」ではなく「料理」を用いることが多いです。
「料理」の使い方
「料理」は食べ物を作る行為を意味する場合には、「魚を料理する」「わたしは料理が得意だ」という使い方をします。また、「料理」については出来上がった食べ物や様式を指すこともあり、「魚料理」や「郷土料理」、「フランス料理」などがその例です。
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