よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「馬鹿の一つ覚え」について解説する。端的に言えば馬鹿の一つ覚えの意味は「一つのことだけ覚えて繰り返す」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んだ。一緒に「馬鹿の一つ覚え」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。
解説／桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター／ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
「馬鹿の一つ覚え」の意味や語源・使い方まとめ
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それでは早速「馬鹿の一つ覚え」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「馬鹿の一つ覚え」は分類としては日本語のことわざであるという点も押さえておきましょう。
「馬鹿の一つ覚え」の意味は？
「馬鹿の一つ覚え」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。
1．ある一つの事だけを覚え込んで、どんな場合にも得意になって言いたてること。
出典：デジタル大辞泉（小学館）「馬鹿の一つ覚え」
「馬鹿の一つ覚え」はある一つのことだけを覚え込み、どんなときにも得意になって言い立てることを表すことわざです。馬鹿は聞いて覚えた一つのことを、どんなときにも得意になって持ち出すという様子を示しており、人が同じことを何度も繰り返す様子を見て嘲って使われることが多い表現となっています。
「馬鹿の一つ覚え」は書籍・新聞等の文章中のほか、口語においても時折使われている言葉です。他人の様子を馬鹿にして使われることが多い表現となっているため、注意して覚えておきましょう。この機会に「馬鹿の一つ覚え」の意味・用法を覚えておき、自身の語彙力を高めていきましょう。
「馬鹿の一つ覚え」の語源は？
次に「馬鹿の一つ覚え」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「馬鹿の一つ覚え」の語源は現在はっきりとはしていません。語源ははっきりとはしていないと覚えておきましょう。また語源とあわせて「馬鹿の一つ覚え」がいつ頃から使われている言葉なのかという点についても確認しておきましょう。
1951年の坂口安吾・安吾新日本地理には「バカの一ツ覚えである ここが田舎豪傑たる彼の宿命のところであった」としてこの言葉が登場しています。この点から「馬鹿の一つ覚え」は古くから現在と同様の意味で一般的に使われていたことがわかりますね。こちらの点についてもあわせて確認しておきましょう。
＼次のページで「「馬鹿の一つ覚え」の使い方・例文」を解説！／
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